【綺麗な大露頭☆彡】ゆるく楽しむ月曜地質学:2024年10月21日号
寒いと思ったら暖かいの繰り返し。
みなさんはいかがお過ごしでしょうか?
昨日は良い秋晴れで、久しぶりに地質観察にでかけてきました!
前面綺麗に見える大露頭
最近知り合った高校の先生から、生徒のクラブ活動の研究で地層を見に行くという事で、見学がてらお邪魔させてもらいました。
宮城県北部の栗原市のとある場所。
斜交葉理を良く観察できる綺麗な大露頭があるとのこと。
どうでしょうか?
波型模様を逆にしたような模様ですよね。
これは斜交葉理(クロスラミナ)と言い、一定の水の流れで運ばれ堆積する粒子で形成されます。
※詳しくは過去記事をどうぞ👇
この露頭の地層は比較的新しい(新第三紀鮮新世~第四紀更新世?)なので上下逆転はありませんが、古い地層の場合は大規模に変形して上下が逆転している可能性があります。
そのとき、斜交葉理があると上下判定ができます。
上の写真を見ると、どっちが上下か分かります。
実線で囲まれた範囲が1つのユニットです。
ユニットの中に細かい縞々がありますが、これが葉理構造。
これら①の葉理構造を②が切っていますよね。
また②の葉理構造を上のユニットが切ってます。
切ったり切られたりがある場合、切られている方が古く、「下」の地層です。
今週の予告
今週の記事は既に1本書けていますので、何とか2本を予定通りに投稿できるように頑張ります。
では、今週もよろしくお願いいたします。