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【都道府県シリーズvol.26】徳島県:プロローグ

都道府県ごとに地形と地質を見ていく「都道府県シリーズ」。
vol.26は徳島県です!

徳島県の全体像

徳島県は若い頃に仕事で何度も行っており、私にとってお馴染みの県です。
東北出身の私が、初めて雪道を運転したのが何故か徳島県でした(笑)

そして徳島名産の地鶏の阿波尾鶏(あわおどり)は毎日ラジオでCMソングを聞き、脳内ヘビーローテーションが止まらなくなったことがあります。
残念ながら、食べたことはないのですが(;^_^A

検索したら出てきました!
動画の10:30以降にBGMとして流れますので興味があれば是非、見てください。

それと「うだつが上がらない」の語源の説の1つと言われるうだつの町並み(美馬市脇町)はなかなか感動しました。

東祖谷山村(ひがしいややまそん:現在の三好市)でお世話になった民宿の平家荘はまだ営業しているようですし、久しぶりに行ってみたいです。

では地形図を見てみましょう。

地形図のみ

スーパー地形(カシミール3D)より抜粋。
なおカシミール3Dは元データとして国土地理院の「電子国土」を使っているそうです(出典:国土地理院ウェブサイト
※トップ画像や以下の地形・地図画像すべて引用もとは同じです。

広い平野もありますが、大部分が山地という印象ですね。

そして東西方向にのびる真っすぐな地形が目立ちます。
これは大阪府や愛媛県の時にも紹介した大断層、中央構造線の一部です。

画像2

これですね。

地形図_県境

徳島県ではここを吉野川が流れています。
また吉野川より南では、稜線や谷が東西方向になっているのが目立ちます。

地質図_県境

それもそのハズ。徳島県の地質はこのように、綺麗に東西方向に縞々になっているんです。
このような地質的な特徴が地形に表れているのです。

地理院_県境

国土地理院地形図をかぶせました。
昔は水運が主流だったからか、吉野川沿いに街が栄えていて、今ではそれらをつなぐように、吉野川沿いに高速道路が通っています。


徳島県の地形区分

では地形区分を見ていきましょう。
山地や平坦地が比較的まとまっていたので区分はやりやすかったです。

区分_番号

11の地域に区分しました。
これまでと同様に概ね土地の高さの違い等で色分けしています。

青色:標高0m~100mくらいの平地を中心とした地域。
緑色:標高0m~500mくらいの平地~中山間地域。
茶色:標高300m~1000mくらいの山地を中心とする地域。
赤色:標高700m~1000m超の高い山が多い地域。

平坦地や山地がまとまっていて広くなってしまうので、便宜的に市町村境で分けています。

以下に各地形区分が属する市町村をお示しします。
徳島県シリーズのインデックスとして使って頂ければと思います。


都道府県シリーズ:「徳島県」のインデックス

①:北部山間地域
鳴門市(なるとし)・板野町(いたのちょう)・上板町(かみいたちょう)・阿波市(あわし)中~北部。
美馬市(みまし)北部。

②:北東部平坦地域
鳴門市東部・南部。板野町・上板町南部。阿波市南東部。
藍住町(あいずみちょう)・北島町・松茂町(まつしげちょう)の全域。
徳島市北部~東部。石井町のほぼ全域。吉野川市北東部。

③:東部平坦地域
小松島市北部~東部、阿南市(あなんし)北東部。

④:北部平坦~中山間地域
上板町中部。阿波市中~南西部。美馬市中北部。吉野川市北西部。
つるぎ町北端部。三好市(北東)南部。東みよし町中部。三好市北東部。

⑤:中部山間地域
つるぎ町中北部。美馬市中~南東部。吉野川市中~西~南部。
神山町(かみやまちょう)・佐那河内村(さなごうちそん)・勝浦町のほぼ全域。徳島市南西部。阿南市北西部、上勝町(かみかつちょう)東部。

⑥:東部平坦~中山間地域
吉野川町中~東部。神山町北東端部。徳島市中~西~南部。
小松島市南西部。勝浦島中~東部。阿南市北部。

⑦:南東部平坦~中山間地域
阿南市・牟岐町(むぎちょう)中~南部。
美波町(みなみちょう)北東~中~南部。海陽町東~南部。

⑧:南部山間地域
阿南市南西部、美波町北西部、牟岐町北部、海陽町北東~中~南西部。
那賀町(なかちょう)中~東部。

☟この地域の記事


⑨:北西部山間地域
三好市(北東)中~北部。東みよし町北部・中南部。三好市北~西部。

⑩:西部高山地域
三好市中~南東部、東みよし町南部、つるぎ町中~南部、美馬市南西部。

⑪:西部高山地域
神山町南西部、上勝町・那賀町中~西部、海陽町北西部。


今回はここまでとなります。
今後は各地域の地形・地質についての詳しい情報をお届けします。

お読みいただき、ありがとうございました。

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