【都道府県シリーズvol.4】兵庫県:プロローグ
都道府県別に地形と地質の特徴をザックリ見ていくシリーズ。
第4弾は兵庫県になりました!
兵庫県の全体像
兵庫県と言えば神戸、宝塚を連想します。
宝塚は私の尊敬する手塚治虫さんの出身地。だいぶ前ですが手塚治虫記念館に行ったことがあります。
そして忘れてはならないのが阪神淡路大震災ですよね。かなり大きな災害で、当時大学生だった私にとっても、かなりショッキングで辛い災害でした。そして、この震災が契機になって建築物の耐震構造が強化されたと記憶しています。
さて地形図を見てみましょう。
スーパー地形(カシミール3D)より抜粋
なおカシミール3Dは元データとして国土地理院の「電子国土」を使っているそうです(出典:国土地理院ウェブサイト)
※トップ画像や以下の地形・地図画像すべて引用もとは同じです。
こうして見ると案外と山がちですよね。南の方が平野が多い。
そして神戸市の市街地がある平野部は大阪の平野とひとつながりなのですね。
それと特徴的なのは山間部でも幅が広めで標高の低い谷が網目状に発達してること。そういう場所に街がつくられています。
その代表格が日本海側の中心都市、豊岡市です。
やはり中央部の平地~中山間地域(青~緑色)がまとまった平野部(丘陵地含む)として目立ちますね。
ここに県庁所在地になるような都市が発達しなかったのは、大阪との関係性も背景にありそうです。
では、例によって私なりの地形区分を見てみて下さい!
これまでと同様に土地の高さの違いで色分けしています。
青色:標高数m~100mくらいの平野を中心とする地域。
緑色:標高数m~500mくらいの平地、盆地の地域。
茶色:標高200m~600mくらいの山地を中心とする地域。
赤色:標高500m~1000mの高い山を中心とする地域。
ここからさらに、地形の特徴や地域で分けたら全部で14か所です。やはり、これくらいの数になるんですね。同じ県の中でも多様性があります。
以下でそれぞれの区分に属する市町村を紹介します。
兵庫県シリーズのインデックスとして使って頂ければと思います。
都道府県シリーズ:「兵庫県」のインデックス
①:北部の平地~中山間地域
豊岡市・香美(かみ)町 ・新温泉(しんおんせん)町 の平地~中山間地域。
②:北部の平地(豊岡盆地)
豊岡市の平地。
③:北東部の山間地域
豊岡市の山間地域。
香美町・新温泉町中部の山間地域。
朝来(あさご)市・養父(やぶ)市の北部山間地域。
④:北西部の高山地域
香美町・新温泉町中部・朝来市・養父市南部の高山地域。
多可(たか)町西部の高山地域。
佐用(さよう)町・姫路市北部・穴栗(しそう)市の高山地域。
⑤:中央東部の山間地域
丹波市・丹波篠山(たんばささやま)市・西脇市・市川町。
加東市・三田市・宝塚市・猪名川(いながわ)町・姫路市・加西(かさい)市・福崎町・川西市・の北部山間地域。
神戸市中東部の山間地域。穴栗市中部の山間地域。
☟この地域の記事
⑥:南東部の平野~中山間地域
川西市全域、猪名川町南部。
⑦:南東部の平野
伊丹市、尼崎市。
宝塚市、神戸市、西宮市南部。
⑧:中央南部の平野~中山間地域
三田市南部、神戸市北部、
三木市、小野市。
加東市・加西市・姫路市南部、たつの市東部の平野~中山間地域。
⑨:中央南部・南西部の平野
明石市、稲美町、播磨町、加古川市、高砂市、太子町。
姫路市・たつの市・赤穂市南部。
⑩:南西部の山間地域
多可町・佐用市のほぼ全域、赤穂(あこう)市北西の山間地域。
たつの市北西部、相生市北部。
⑪:南西部の平地~中山間地域
相生市南部、赤穂市中部の平地~中山間地域。家島諸島。
⑫:淡路島北部・南西部の平地~山間地域
淡路市全域、洲本市北部、南あわじ市北西部。
⑬:淡路島中央部の平地
洲本市・南あわじ市の中央部。
⑭:淡路島南東部の山間地域
洲本市・南あわじ市の南部。
今回は、ここまで。
今後は各地域の地形・地質についてマニアックな情報をお届けできればと思います。
お読みいただき、ありがとうございました。