【岩盤をくり抜いた穴】ゆるく楽しむ日曜地質学:2024年10月6日号
ついに10月になってしまいました。
涼しくなってきて体調を崩している人もいるのではないのでしょうか?
私は仕事の疲れもあって昨日は久しぶりにダウンしてしまいました(;^_^A
横穴墓とは?
仕事で福島県へ行ったついでに、昼休みにとある神社を散歩しました。
場所は福島県南東部の浅川町北西部。上図の赤丸です。
羽黒神社と言う神社です。
何でも「横穴墓」なるものがあるらしい。
読み方は「よこあなぼ」「おうけつぼ」の2通りあるとのことです。
なお、この看板を撮影した後、サラッとしか読まずに階段を登ってしまい、「横穴墓、イマイチ分からないなぁ」と思いながら散策終了。
それもそのハズ。
看板によると、神社の北の山の中腹部にあるとのことでした(;^_^A
しかしご安心を!
この後、地質調査のため山を歩き、偶然にも見つけました。
まずは神社の石段を登ります。
奥に階段が続きます。
社殿が見えます。
社殿は挨拶だけで撮影せず、裏の岩盤を確認。凝灰岩です。
右上や下に掘ったような穴のようなものがありますが、横穴墓っぽくない。
「あれ?思ったのと違うかな?」と思いつつ、階段を下りました。
ありました。横穴墓!
偶然にも、地質調査で山を歩いていて見つけました(笑)
凝灰岩は新生代第三紀後期鮮新世(約300万年前)とやや新し目なためか、そこまで硬くはありません。
当時は鉄器がありましたし割るのは問題ないとしても、かなり綺麗なかたちにくり抜いています。
これがいくつも並んでいました。
当日は日が差していてこれくらいしか撮影できませんでしたが、見えるだけで3~4か所くらいありました。
このあたりには即身仏があったり、他にも遺跡があるようなので、また行ってみたいと思っています。
今週の予告
先週は仕事でバタバタしており、だいぶ疲れました。
金曜投稿予定の記事を土曜に完成させようと思いつつも、疲労でダウン。
お休みしてしまいました(;^_^A
今週は以下を目標に頑張ります!
では、今週もよろしくお願いいたします。