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箱根山へGO!part1:南西部山間地域【バーチャル観光vol.13-1】

神奈川県の南西部山間地域は昔の火山島や海底火山がぶつかり、その後は箱根火山が噴火したりと波乱万丈の歴史をたどってきました。
今回は火山の恵みの1つである「雄大な景色」を楽しみましょう♬

場所は?

再確認しましょう。

周辺都道府県_01

スーパー地形(カシミール3D)より抜粋した画像をもとに筆者作成。
なおカシミール3Dは元データとして国土地理院の「電子国土」を使っているそうです(出典:国土地理院ウェブサイト
※トップ画像や以下の地形・地図画像すべて引用もとは同じです。

神奈川県と他都道府県との位置関係はこんな感じです。

地形区分

そして南西部山間地域は図のの地域です。

地域範囲_市町村

今回は箱根町に行ってみましょう。


バーチャル観光

ルート位置図

まずは国道1号線を南西に進みます。

箱根登山鉄道鉄道線の風祭(かざまつり)駅(北の赤丸)や入生田(いりうだ)駅(西の赤丸)のあたりです。

箱根登山電車、是非1度乗ってみたい!

ルート位置図02

もっと引いて見てみるとこんな感じです。
途中、道は2つに分かれますが、今回は須雲川(すくもがわ)沿いにひたすら南西へ。

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3Dです。既になかなかの雄大さ!
画像の左上で谷が2股に分かれており、右手が早川(はやかわ)。
左が須雲川です。

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前方に山が見えてきました。
上二子山(かみふたごやま:右)と下二子山です。詳しくは後ほど。

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まずは手前のこの山。
斜面が緩やかに右側に一定の角度で傾斜していて、地質が関係していそうです。

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なるほど!
濃い目の黄色が古い安山岩溶岩類で、その上に新しい溶岩(茶色)が載っています。斜面の傾斜は溶岩の上面だったようです。

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では南西へ。
左手に綺麗なドーム状の山が見えます。
これが下二子山で、約5000年前に噴出して形成された溶岩ドームです。

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その右に似たような山があり、これが上二子山。

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上空から見てみましょう。
同じような山が2つ並んでて可愛らしいですよね。

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空中写真3Dで見てみましょう。
奥の方に綺麗な青が見えますが、あれは芦ノ湖(あしのこ)です。

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さあ、このあとは二子山の背後へぐるっと回ります。

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芦ノ湖がどんどん見えてきました。大きいですねぇ。

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素晴らしい眺めです!
是非、実物を見てみたい♬

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芦ノ湖はカルデラ湖です。
箱根山の過去の大噴火で大量のマグマが噴出し、地下が空洞になって陥没しました。

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湖の全体が見えました。沿岸には建物が沢山あります。

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奥の方に緩やかな地形があり、多くの人が住んでいそうです。

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これが箱根の中央火口丘(かこうきゅう)の山々です。

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箱根火山のカルデラの全貌がコチラ。
右下に二子山が見えますね。
それにしても、いかにも溶岩が流れたような地形が沢山ありますよね。

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ちょっと拡大。
これを眺めるだけでも楽しいですねぇ♫

ルート位置図03

今回のルートはこんな感じでした。
次回は逆側を見に行きましょう!

お読みいただきありがとうございました。


参考文献

長井雅史・高橋正樹(2008) 箱根火山の地質と形成史.神奈川博調査研報(自然)2008,13,p25-42.

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