【都道府県シリーズvol.2】福島県:プロローグ
都道府県別に地形と地質の特徴をザックリ見ていくシリーズ。
今回は福島県のプロローグとして福島県内の地形的特徴をザックリ解説してみたいと思います。
福島県の全体像
私にとっては「お隣さん」の福島県。とにかく「デカイ」というイメージです(笑)
それと、今は分かりませんが、私が子供の頃は、仙台市の小学生の修学旅行先の定番は福島県の会津地方でした。
磐梯山とか五色沼などを見物し、白虎隊の演舞をみて、木刀を買う。これ、男の子にとっては定番のお土産でした。
と・・、それはさておき、福島県の地形を見ていきましょう~♪
スーパー地形(カシミール3D)より抜粋
なおカシミール3Dは元データとして国土地理院の「電子国土」を使っているそうです(出典:国土地理院ウェブサイト)
※トップ画像や以下の地形・地図画像すべて引用もとは同じです。
福島県はこんなカタチです。
真ん中の湖(猪苗代湖)が目立ちますね。
では地形だけの画像も見てみましょう。
どうでしょうか??
やはり県境や道路などの情報がなく、純粋に地形だけだと、また違った印象ですよね。茶色や緑の水溜まりのような場所、その他色々と気になる場所があります♬
では、私なりの地形区分を見てみて下さい!
こんな感じです。宮城県の時と同様に土地の高さの違いで色分けしています。
青色:標高数m~100mくらいの平野を中心とする地域。
緑色:標高100m~500mくらいの平地、盆地の地域。
茶色:標高200m~1500mくらいの山地を中心とする地域。
赤色:標高500m~2000m超の高い山を中心とする地域。
ここからさらに、地形の特徴や地域で分けたら全部で14か所になってしまいました。
多いかな?とも思いましたが、宮城県でも12か所でしたし、やはり同じ県の中でも多様性があるのだと思います。
それぞれザックリ解説します。
福島県シリーズのインデックスとして使って頂ければと思います。
都道府県シリーズ:「福島県」のインデックス
①:東の沿岸地域(浜通り)
新地町、相馬市・南相馬市・浪江町・双葉町・大熊町・富岡町・楢葉(ならは)町・広野町・いわき市の沿岸地域。
②:浜通りの西に隣接する広い山地:阿武隈(あぶくま)高地
相馬市・南相馬市・浪江町・双葉町・大熊町・富岡町・楢葉町・広野町・いわき市の山間地域。
飯館村、川俣町、葛尾村、三春町、田村市、小野町、平田村、古殿町、鮫川村。
伊達市・福島市の南東山間地域。
二本松市・本宮市・郡山(こおりやま)市・須賀川市・玉川村・石川町・浅川町・棚倉町・橘町・矢祭(やまつり)町東部の山間地域。
③:中央北部の平地:福島盆地
国見町・桑折(こおり)町・伊達市・福島市の平地部。
④:中央北部の山地
国見町・桑折町の山間地域、福島市北西の山間地域。
⑤:中央東部の平地:郡山盆地
本宮市・郡山市・須賀川市・大玉村・天栄村・矢吹町玉川村・石川町・泉崎村の平地部。
鏡石町、中島村。
⑥:中央南部の山地
白河市、天栄村中部の山間地域、泉崎村の山間地域。
浅川町・棚倉町・橘町・矢祭町の西側山間地域。
⑦:北部高山地域
福島市南西の山間地域、猪苗代町の山間地域、郡山北西部の山間地域。
北塩原村。磐梯町の山間地域、喜多方市北西~北東の山間地域。
西会津町北部。
⑧:中央部の平地、湖(猪苗代湖):猪苗代盆地
郡山市南西部、会津若松市東部。磐梯町南東の平地部。猪苗代町。
⑨:中央西部の平地:会津盆地
喜多方市、会津坂下町、会津若松市、会津美里町の山間地域。湯河村。
⑩:県西部山間地域
喜多方市南西部の山間地域。西会津町南部。会津坂下町西部。柳津(やないづ)町北部。
⑪:県中央部山間地域
会津若松市の山間地域。郡山市・須賀川市の西部の山間地域。
天栄村・白河市中部の山間地域。下郷町・西郷村の東部山間地域。
⑫:県南西山間地域
金山町、三島町、昭和村。下郷町西部山間地域、只見町北部山間地域。
南会津町中~東部山間地域。
⑬:県南部高山地域
下郷町南東部山間地域、天栄村南西部山間地域、西郷村西部山間地域。
⑭:県南西部高山地域
檜枝岐(ひのきまた)村。只見町南部山間地域、南会津町南西部山間地域。
☟この地域の記事
今回は、ここまで。
福島県、パッと見た感じでも面白そうな地形が色々ありますし、今後は各地域の地形・地質についてマニアックな情報をお届けできればと思います。
お読みいただき、ありがとうございました。