なにごとも「かわいげ」が大事
以前にも紹介したことのある恋愛コンサルタントYouTuberのまきさんが言っていたけど、男性がモテるために必要なのはかっこよさよりもかわいげだそうだ。
女性はリアリストなので理想と現実は分けて考える。そして、カッコよさは、アイドルなどで満たされるので現実にはあまり求めていない、
現実には、女性の側がやや優位に立てるかわいげのある男性のほうがモテると言っていた。自分のために一所懸命にやってくれるんだけどちょっと足らないくらいの手ごろなのがいいのだそうだ。
ブルースリーよりジャッキーチェン
これをぼくなりに言い換えると、
ブルースリーではなくジャッキーチェンを目指せ!
ということだ。ここをかんちがいして、ついブルースリーを目指してしまう男性が多い。たしかに、女の人もテレビに映るブルースリー的な人を見て
と盛り上がるので、横で見ている男性は、自分もああいうのを目指さなければいけないのだと早合点してしまうが、すでに書いたように女の人は「テレビはテレビ、現実は現実」ですっぱりと分けている。
実際、想像してみればわかるけど、ブルースリーと一つ屋根の下で暮らすことを想像するとかなりウザい。いつも筋肉をバキバキ言わせつつ
といって鏡を見つつポーズを決めているので、ゴミ出しも頼めない。その点、ジャッキーならすぐにおつかいに行ってくれそうだ。
テクノロジーもかわいげが大事
テクノロジーもかわいげがあるほうがいい。
機械はちょっとかわいげがあるというかペット的な要素があるくらいのほうがよくて、昔のパソコンはかわいげがあった。人間の求めてる水準にちょっと足りないくらいのところがかわいかった。
学生の頃はパソコンではなく、シャープの「書院」というワープロを使っていたんだけど、メモリが小さくて400字詰めで11枚半しか書けなかった。
20枚のレポートを出そうと思うと、2つに分割してフロッピーディスクに入れなければならないので、11枚まで書いたところで、
という感じで、マシンに対して優位に立てた。
一方、いまどきのパソコンは、ぼくが書いたものを一生分集めても一瞬でのみこむのでむなしい。人間より上手に考えるコンピューターすらあらわれつつあり、かわいげどころか、気を抜くと職をうばわれる。
ホラーもかわいげが大事
以上のことはホラー映画についても言えると思う。
1960年代から80年代くらいまでの「昭和ホラー」が好きなんだけど、最近のホラー映画はやや苦手である。なぜなんだろう?と考えてみたところ、結局、
本気で怖いのは苦手
なのだ。
昭和ホラーは、「工夫の足りないお化け屋敷」みたいな感じというか、がんばって怖がらせようとしてくれるわりには、いまいち怖さが足りないのがよかった。観客は、
くらいの優位なポジションに立てたし、ツッコミながら見れた。しかし、今のホラーは
ガチで怖い
のである。心理的に追い詰めてくるので突っ込む余裕などない。
たぶん、1991年の「羊たちの沈黙」や1995年の「セブン」、2004年の「ソウ」あたりからではないか。こういった作品の影響を受けて、ホラーもサイコパス的に詰めてくるようになった。
そういうわけで、ぼくがタイトルに「かわいげ」を感じるなつかしの昭和ホラー映画ベスト3を書いて締めくくろうと思う。
第3位
マイドク/いかにしてマイケルはドクター・ハウエルと改造人間軍団に頭蓋骨病院で戦いを挑んだか
(1986)
タイトルの長さにバブル期のイケイケ感があってGood!「ニューウェーブホラー」などともてはやされたが、今見るとかわいい。LDを持っているけど、わりと珍品。
第2位
ゾンビ特急"地獄"行き
(1972)
お化け屋敷感が笑いをさそう由緒正しい昭和ホラーのタイトルである。ただし、作品自体はけっこうちゃんとしており、これぞホラーという感じ。アマゾンプライムで見れます。
第1位
血まみれ農夫の侵略
(1971)
DVDしか出回っておらず、なかなか見る機会のない作品だけど、本日ゲオで見かけた。下の動画では
と評されている。今日は迷った末に『デアボリカ』と『テラートレイン』を借りてしまったので、次回借りよう。
レンタルDVDショップは終わった存在だけど、こういうものがさりげなく置いてあって、昭和のホラー感が残っているのでつい物色してしまう。
なおトップ画像は、『モンスターパニック 恐怖作戦』という作品で、フランケンシュタインやミイラ男、ドラキュラ、狼男などがせいぞろいする楽しい映画です。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?