ジャイアント馬場よ、フットワークを使え!

今回、コロナに対する国や自治体の一連の対応を見ていて、「ホントによくやっているな~」という印象を受ける。

天災のたびに「国の対応が遅い」という不満の声が上がるけど、ホントにそうなのか。

国や自治体はデカい。デカいものが簡単に動かないのは当たり前である。

スポーツの世界ではよく「アジア人はアジリティ(俊敏性)が高い」と言われるけど、それは体が小さいからだ。

オランダ人やドイツ人みたいにガタイがいいと、アジリティは低下する。

ジャイアント馬場さんの試合を見て

「もっとフットワークを使って回り込まないと!」と言う解説者がいたら、ただのバカである。

ぼくらは国に対してこういうムリを言っているような気がする。

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病院でも、ERと各診療科とは別口になっている。

当座はERで対応してもらうとしても、最終的には各診療科でじっくりと診てもらわなければならない。

国や自治体は各診療科のようなもので、最後の最後のよりどころとなる大事なものだ。

大規模な感染症対策も、緊急事態宣言も、国の力がなければどうにもならない。

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しかし、当座のことについては自分たちで俊敏性を発揮するしかないのではないか。

この場合の「自分たち」とは、国民全員ではない。

寝転がってテレビを見ながら文句さえ言っておけばあとは誰かがなんとかしてくれるだろう、と思っている人たちは、もう相手にされなくなるかもしれない。

勉強するもしないもぜんぶ自分に返ってくる。そう思ってがんばっていきましょう。

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