クルマにも地球にも保険は掛けたほうがいい
日曜日にNHKスペシャル『2030 未来への分岐点 (2)「飽食の悪夢〜水・食料クライシス〜」』というのを見た。
この番組はシリーズ2回目なのだそうだけど、ぼくが見たのは今回が初めてである。
ただし、2030年前後が分岐点になるという情報はあちこちで得ていた。じつは、これで6つ目である。すべてソースが異なっている。なのであまりバカにしてかからないほうがいいとは思う。
とはいえ、日本の場合は、その前に大地震と火山の噴火を考えなくてはいけない。2030年まで、大地震も火山の噴火もないと考えるのは都合が良すぎる。
この点で、異論のある日本人はいないだろう。これまでと同じく、遅かれ早かれくるだろう。問題は、いつどこでどのくらいの大きさでくるのかだけど、それは専門家でもわからないそうだから、防災グッズを備えておくくらいしかない。
なので、その話題はここではスキップする。
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で、問題の2030年だけど、温暖化に対しては、寒冷化という反対の主張をする人もいる。主な論拠は地球のサイクルだ。しかし現在のところは、そのサイクルを温暖化が上回っていると考えるのが妥当だと思う。
ただし、その論争は学者に任せておけばいい。
一般人にはどちらかわからないので、ならばどちらにも備えておくのがベストだ。つまり、両方に保険をかけるわけである。
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ぼくらはクルマを運転するときに保険を掛ける。しかし、保険を掛けたからといって、事故が起きると予測しているわけではない。起こらない可能性の方が高いわけだけど、いざというときのために掛ける。
クルマだけじゃなく家にだって事業にだってかける。
地球への保険というのは、寒冷化に対しては、食料不足の解決策を練ることであり、温暖化に対しては脱炭素化を進めることである。並行して行える。
一般人にやれることは、なるべく正確な情報収集を行うことと、そういう政府の動きを冷静にバックアップすることだ。
保険は、温暖化と寒冷化の両方に対して掛けるのがベストだ。
しかし、温暖化に賭けている人は、すくなくとも脱炭素化対策について、寒冷化に賭けている人はすくなくとも食料調達について真剣に考えていなければおかしい。
しかし、寒冷化を主張している人が、それに備えて食料調達の問題を真剣に考えているようにはとても見えない。
温暖化しないから「なにもしなくていい」という論法だ。
「なにもしなくていい」というのは、自分は事故は起こさないから保険はいらないと言っているのと同じで、むちゃくちゃである。
トランプ元大統領だってトランプタワーには保険を掛けているはずだ。タワーにかけるなら、地球にもかけなければならない。
「たぶんだいじょうぶ」というのは正常性バイアスと呼ばれており、逃げ遅れの原因になるだけだそうだ。