ハマとの遭遇 ー 柳ジョージのナゾ
年末が近づくにつれて最近ちょっとヒマになったのでやたらと寝ている。一日中寝てもぜんぜん寝足りない日もある。これまではムリして起きていたのかなあと思ったりしながら寝ている。
寝ていておもしろいのは、いろんな夢を見ることだ。
なかには人生の決断をせまるるような夢も見た。また、やたらとストレスを発散しているだけのような夢もある。その中でナゾの現象があったのでちょっと書いてみたい。
3日前の朝、目覚めると同時にぼくは言ったのである。
アレクサ・・柳ジョージかけて
と。するとアレクサは、
アマゾンミュージックから柳ジョージ&レイニーウッドの曲をシャッフル再生します
と言って柳ジョージの曲を次々にかけ始めたのだった。
ちなみにぼくは柳ジョージ氏のファンではない。"レイニーウッド"というグループで活動していたことはそのとき初めて知った。
知っている曲と言えば角川映画『スローなブギにしてくれ』(1981)のテーマ曲だけだ・・と思い込んでいたんだけどよくよく考えれば、あれは柳ジョージではなくて南佳孝(みなみよしたか)である。これもいい曲ですよね。
ちなみに藤田敏八監督の映画『スローなブギにしてくれ』(81)もなかなかイイのだが、片岡義男さんの原作小説が好きで何度も読んだ。
そういうわけでなんとなくハマっぽいイメージで混同してしまったのだが、それくらい柳ジョージのことは何も知らない。たぶん過去30年のあいだにアタマにヤナギのヤの字も浮かんだことはないはずだ。
なのに目が覚めてすぐ「アレクサ・・柳ジョージ」と言ってしまったのである。
もしかすると夢の中に柳ジョージさんが登場し、彼となにかがあったのかもしれないのだが、思い出せない。そもそも、なぜ柳さんがゆめにでてくるのかわからない。しかし、目覚めていきなり「柳ジョージ」と口走るからにはよほどのことがあったはずだ。そもそも「やなぎじょーじ」と発音したのは生まれて初めてのはずなのである。
でも、これが縁になって毎日柳ジョージ&レイニーウッドのアルバムを聞き続けている。もう17枚であるが、ふしぎなめぐりあわせだ。
これまでまったく興味のなかったジャンルなので何一つ知らず、「ははあ、これがハマのロックかぁ」とおもいながら聞いている。なかなかいいものだ。
その後、Wikipediaを引いてはじめて、柳さんが2011年10月10日に亡くなっていたことを知った。