さいたま市に行こうとして、横浜中華街に連れていかれそうになりました
JR東日本に「湘南新宿ライン」という路線があるんだけど、2001年に開通したそうなのでまあまあ新しい路線だ。
湘南と新宿を結んでいるイメージが華やかでいいのだが、実際は、栃木や群馬から池袋―新宿―渋谷をとおって横浜、藤沢まで行ける。いまでは、栃木も群馬も湘南みたいなものである。
最近、こういうのが多くなった気がする。相互乗り入れというのだろうか。便利になったぶん複雑になった。
ぼくの自宅の最寄り駅も、かつては「池袋行き」しかなかったのでわかりやすかったんだけど、いまでは「横浜元町中華街行き」というのが同じホームに入ってくるので、ときどき乗り間違える。横浜行きにのってしまうと、池袋ではとまらない。
こないだワクチンを打ちにさいたま市へ行ったんだけど、みごとに乗り間違えた。「ジョルダン」で検索してきちんとプランA・プランBを用意していたのだが、まったく逆方向の横浜中華街に連れていかれそうになって、かんぜんな「プランC」である。しかも快速急行なのでなかなか途中下車できない。
敗因は、とにかくホームが暑かったことだ。予定の電車が来るまでに10分くらいあったのだが、あまりに暑かったので来た電車に乗ってしまった。
ふりだしにもどるのに40分かかってしまったけど、まあ、なんとか間に合って打てたので、きょうはそのワクチンの感想です。
結論からいうと、副反応は若干ある。
ぼくが打ったのは武田・ノババックス製の従来型「組み換えタンパク」ワクチンというやつで、全世界的に副反応の報告例がとても少ないことで知られる。今回が2回目だったんだけど、じっさい1回目の時にはなにもなかった。
また「mRNAタイプを打ったことがなく、ノババックス製を2回打った」という人を2人知っているのだが、2人とも2回とも何もなかったと言っていた。
しかし、ぼくは日曜にノババックスを打って、月曜日にはやや副反応のようなものが出た。
具体的には、翌朝起きるとなんだか体のふしぶしが痛い。そしてやや熱っぽい気がしたので体温計で測ってみると36.5度(笑)。
しかし今朝起きるとすっかり回復しており、熱っぽさも消えていた。そこで体温計で測ってみると36.8度(笑)。
なので、熱は気のせいだったのかもしれないんだけど、体のふしぶしが痛かったのはまちがいない。インフルの引きはじめみたいな感じだった。
というわけで、副反応の報告が少ないといわれるノババックスでもゼロではないのだなということです。ただし、たいしたことはなかった。
いま「東京都福祉保健局」のHPを見ているのだが、ファイザー、モデルナ、アストラゼネカでは、「接種後の部位の痛み、疲労、頭痛など」が50%以上発生するとされているのに対して、ノババックスは空欄になっているのでたぶん50%以上の接種者には何も起こらなかったのだろう。
ただし、ノババックスでも「圧痛、疼痛、疲労、頭痛、筋肉痛、倦怠感」は10~50%となっているので、ぼくはこれに該当するとおもわれる。ノババックスを2回打った3人のうちの2人にはなにもなく、1人に副反応が出たので33.3%ということで勘定は合っている。
ところで、このワクチンでも重症化予防効果は90%以上あるといわれている。いま塩野義製薬が同じタイプのワクチンの第三相試験をやっているので、来年には市場に出てくるだろう。純国産品なのである程度はコストダウンを見込めるし、内需にもなる。
というわけで、あくまで素人の意見として、半年に1回塩野義をブースターして重症化や医療崩壊を防げるなら、十分に持続可能なのではないかという印象を持ちました。