見出し画像

<開運のつぶやき>をまとめて読んでみた

努力家

ゲッターズ飯田さんについては、このnoteでもなんどか話題にしたことがあり、いまさら紹介は要らないだろうが、今日は占いの話をするつもりはない。

占いを語れば、当たるの当たらないの、信じるの信じないのと陰謀論みたいな対立軸ができてしまうし、むだに対立をあおるような、メディアっぽいマネはやりたくない。

ところで、ぼくにかぎらずだが、怪談マニアは、ゲッターズ飯田さんについて、売れっ子になる前から、知っていた人が多いだろう。

スタッフやキャストをわけへだてなく無料で占ってくれる売れていない芸人さんとして、タレントさんの怪談話にときおり登場する、知る人ぞ知る存在だった。

そのころのうわさも含めた印象としてだけど、彼はおそらく大変な努力家なのではないかと思う。それは現在、YouTube公式チャンネルなどで、ときどきご本人が漏らす言葉のはしばしからも察せられることだ。

たとえば彼は「日本にある占いの本は全部読んだ」などと、さりげなく言っていたけど、プロの占い師でもなかなか出てくるセリフじゃない。

また、占い師さんは、少しえらくなってくると1対1の対面鑑定はやらなくなるケースがほとんどだ。

対面鑑定は、心理カウンセラーの仕事と似ているらしい。相談者は悩みやストレスや愚痴をぶつけにくるので、それを日々受け止めるのは結構ストレスのたまる仕事なのだそうだ。

なので対面鑑定をメインにしている占い師さんの多くは、基本的には名前の売れていない辻占というか、ストリートの1対1で糊口をしのいでいる感じの人が多い気がする。

多少メディアで取り上げられ、名前が知られたりすると、本を書いたり、ウェブに軸足を移したりする人が大半だと思われる。

その中で、飯田さんはこれだけ(ある意味日本一)有名になったにもかかわらず、今もストリートでの無料占いを続けており、鑑定数は7万人を突破したのだそうだ。やはり努力家のイメージが強いのである。

人を怖がらせない

努力家であることとともに、人をむやみに怖がらせないというのも占術家にとっては大事な条件だと思う。ちなみにWikipediaには、彼の言葉がこのように記されていた。

占いを始めて5000人くらいまでは、あまり当たらなかった。1万人を超えてくると結構当たるようになり、2万人を超えるともう外れない。3万人を超えたときは100%当てれるようになった。ただ当てすぎると、お客さんが怖がるため、意図的に少し外すようにしている

最近、ウェブ動画で飯田さんはチラッとこういうことも言っていた。「本当は嫌な未来についての情報があるんだけど、言うとみんないやがるので言わない」みたいなことだ。彼の心の強さがブレーキをかけているのではないかと思う。

何を隠そうぼく自身、その「いやな未来」についてはかなり精度の高い情報を持っているような気がする。何度かここにも書こうと思ったのだが、でも、寸前で止めた。で、止めておいてよかったと今は思う。

現在、ウェブ上には、イヤな未来についてのあいまいな情報で、人を怖がらせて再生回数を稼ごうとするコンテンツがやたら多い。でも、ああいうことはやらないほうがいいのだ。

人を怖がらせることで安易に注目を集めようとするのは、発信者のこころの弱さがもとになっているのだろう。そして、他人に向けられた弱さは、いずれ自分へ向けられた弱さとして、本人の元に返ってくるはずだ。

なので、書かなくてよかったと本当に思っている。ぼくも十分にこころの弱い人間だけど、そこまで弱くなくて本当によかった。誰に感謝すればいいのかわからないが、まずは親や幼少期にお世話になった人々に感謝したい。

さて、そんな風に努力家で、心の強いゲッターズ飯田さんは、毎年12の性格タイプ別に12種類の占い本を出版しているが、それらの本の各ページの下の余白部分には

開運のつぶやき

という短い言葉が載っている。前置きが長くなったけど、今日はこの<開運のつぶやき>についての話です。

この<つぶやき>は全ページに載っているわけではなく、掲載されているページも年度ごとに異なっている。

我が家でゲッターズさんの本を買い始めたのは2017年が最初だが、その年の本には<開運のつぶやき>は載っていない。2018年版にも載っていないけど、2019年版には載っている。

なので、あくまでオマケのような位置づけだと思う。日めくりカレンダーに毎日1つずつ格言が載っているでしょう。あれと似たような感じのものだ。

とはいえ、カレンダーは毎日めくるけど、占い本の読者は、自分のことを書いてあるページ以外はめくらないでしょう。なので、熱心な飯田ファンを含めてほとんどの読者は、あの<開運のつぶやき>を見過ごしているというか、ちゃんと読み込んでいないんじゃないかと思う。

しかし、けっこう良いことが書いてある。しかも、一冊ごとにないようがちがう。毎年12種類出版されることはすでに書いたけど、我が家ではぼくのタイプと妻のタイプの2冊しか買わない。

しかし2冊をくらべてみても、重複するものは一つもなかった。また、それぞれの運気に見合った格言が選ばれているようにも見える。たとえば僕の星座は今年が過去12年間で最低の年なのだが、その本のp.69の下の余白には

幸運を知るには、不運を体験しておく必要もある

と書かれており、これは「不運を体験している」ことが前提になっていることばだ。

一方、妻の星座の運気は去年が最高で、今年はわずかに下降しているあたりなのだが、同じp.69の下の余白には、

運気がいいから、不向きなことがわかる場合もある

と書かれていて、これは「運気がいい」ことが前提だ。

こんな風に、おそらく12冊それぞれで、年度ごとに内容を差し替えているのだろう。ページの余白のおまけをここまで作りこんでいるあたりに、飯田さんの努力家らしさを感じる。

とはいえ、読者の多くは気に止めていないだろうから、ぼくが自分の星座の<開運のつぶやき>の2024年分を抜き書きして、一気読みして、いろいろと語ってみようというのが今日の記事だ。

なんせ12星座中の最低の逆境に置かれているので余白の<つぶやき>も、なにかとネバーギブアップ的な内容が多い。なので、だれしもなにかしら惹きつけられる一言があるのではないかと思います。

なお、オマケを部分引用するだけなので著作権侵害には当たらないと思うけど「2025年版が9月に出ます!」というふうに宣伝もしておきます。

すでにお持ちの方は、お手元の本をあらためてチェックしてみると新しい発見があるかもしれません。

それでは一気読み

というわけで「ゲッターズ飯田の五星三心占い2024 金の時計座」から67個の<開運のつぶやき>をまずは一気にご紹介します。なお、番号はぼくが便宜上割り振ったものです。

1 やさしい言葉を使えば、心にゆとりが出てくる
2 幸運を知るには、不運を体験しておく必要もある
3 失敗や挫折を経験するから、自信がもてるようになる
4 生きるとは、流され、振り回されるもの
5 不運の多くは、己の言葉からはじまっている
6 ダメなところほど才能に変わる可能性があるもの
7 昨日よりも今日のほうが一歩成長している
8 どんな場所でも楽しめる自分になることが大切
9 運気が悪いなら、実力でなんとかすればいいだけ
10 わかりあえないから恋愛はおもしろい
11 自分のサイズに合った幸せを探して、受け止めればいい
12 人付き合いとはつねに対等。依存するから雑に扱われる
13 「自分は、いま幸せ」と思うようにすると幸運がやってくる
14 失敗ではなく過程なだけ
15 「いい人生だった」と、最期に自分が思えるように生きればいい
16 ケチと倹約は大きく違うもの
17 他人をうらやむ前に、相手の苦労や努力をもっと想像するといい
18 他人の痛みを悲しみ、他人の幸せをよろこぶ人に、幸運はやってくる
19 運は機嫌のいい人のところに集まる。もっと機嫌よく生きるといい
20 すべてのはじまりは言葉にあり。言葉をどう使うかが、その人の人生になる
21 前進しながら流されるといい。たどりつく場所は自分を活かせる場所だから
22 いまの己を認めて、自分で自分をもっとよろこばせてみるといい
23 いい話、いい言葉は、心が広くなり、視野が広がる
24 運のいい人は「でも」「だって」を」簡単に言わない
25 努力が報われるタイミングは、すべての人にある
26 気長に、気楽に、素直に生きれば、自然と運も味方する
27 「おもしろい」は自分でつくるもの
28 些細なことに感謝できる人に運は味方する。感謝できない人に運は味方しない
29 知らないことを、素直に「教えてください」と言える人に運は味方する
30 やさしい目で世の中を見れば、もっと細かいやさしさに気がつける
31 小さな幸運を「このくらいか」と思わず、しっかりよろこぶと運気がよくなる
32 自分の成功をよろこんでくれる人を思い浮かべると、挑戦できる
33 相手のいいところや才能、魅力を見つける人は、成長して必ず幸福をつかむ
34 自信をもって前に進むといい。自信に変わるまで前に進めばいい
35 人は、他人から学んで成長するもの
36 幸せには敏感に、不幸には鈍感に生きたほうがいい
37 感謝は一度したら終わりではなく、一生するもの
38 人生を思い通りにしようとしない。いい意味で諦めると、人生は楽になる
39 何事も勝手にダメだと決めない。それは自分の想像のレベルが低いだけ
40 どんな言葉も経験も、受け止め方次第でプラスにできるもの
41 人生を楽しむための努力を忘れないように
42 1日を「何事もなく無事に終える」という幸せもある
43 すべての経験を自信につなげられる人に、幸運はやってくる
44 「毎日同じでつまらない」と思ったら、それは学びが足りないとき
45 不満な状況にしがみついている自分に気がついて、手放す勇気を出すといい
46 運は順番に必ずめぐってくる。現状がつらいなら、あと一歩かもしれない
47 無駄なものをいつまでも持っている人に、運は味方をしてはくれない
48 頑張るのではなく、頑張れる状況を自分でどうつくるかが大切
49 自ら行動した人だけが、幸運を手にできることを忘れないようにしましょう
50 互いに生きて会えるだけでラッキー
51 環境を変えられなくても、考え方と言葉遣いを変えれば人生は変わってくる
52 進むほうが楽で、止まるほうが苦しいから、一歩でも前に進むことが大事
53 明確な幸せを目指すより、なんとなく豊かな気持ちになるほうを選ぶといい
54 自分をもっとも上手に動かせるのは、己しかいないことを忘れないように
55 愚痴を言うより、勉強になる人と数分でも話したほうが大切な時間になるもの
56 いい部分もダメな部分も含めて自分だから、他人の評価は気にしなくていい
57 あるがままを否定すると前に進めない。受け入れることからがスタート
58 「幸せになってもらいたい」と思いながら人と関わると、幸運はやってくる
59 聞き上手の伝え上手は、運をつかむのも上手
60 「相手が自分だったら」をもっと想像して生きるだけで、人生はよくなるもの
61 楽しみは自ら増やすもの。待っていても何も楽しくはならない
62 終わってほしいものも終わってほしくないものも、いつか必ず終わる
63 運を味方につけられる人や、幸運を手にできる人は、必ず準備ができている
64 不器用でも、信頼されるほどの努力を続けていればそれで十分
65 他人を手助けするということは、重荷を少しでも下ろしてあげること
66 人は目線の方向に進むもの。明るい未来を目指すと明るい未来が待っている
67 どんな人も感謝されたらうれしいもの。ならば感謝を素直に伝えたほうがいい

さて、いかがだったでしょうか。

いま通して読んでみて、あらためて思うのは

すべての言葉がポジティブ

ということだ。「開運=ポジティブ」という考えが伝わってくるし、その点はぼくも同感である。ポジティブをバカにする人もいるけど、いつも前向きな姿勢を保ち続けるとのはそんなに簡単なことではない。そして、生きていく上でもっとも大事なことの1つだと思う。

ということで、すべてのつぶやきがポジティブなのだが、内容的はいくつかのタイプに括れそうだ。なので、ぼくなりに分類して、各グループごとに思ったことを記してみよう。

大賞受賞作

まずは個人的に一番刺さったことば、すなわち2024年版 金の時計座のベスト<つぶやき>を上げてみよう。それは、

21 前進しながら流されるといい。たどりつく場所は自分を活かせる場所だから

である。これを本年度の金の時計座ベストつぶやき大賞に勝手に選びたいと思います!

ふつう、流されるって受け身じゃないですか。逆に前進するにはパワーがいるので能動的だ。しかし、飯田さんは

前進しながら流されましょう

と言っているわけで、これは奥の深い言葉である。流されるだけでは、自分軸があるとは言えないが、たえず前進する人はかたくなになりやすい。

飯田さんが言っているのは、両者のバランスを取るというか、前進しつつも要所要所で周囲に流されてみましょう、ということだと思う。これは彼の成功体験から生まれた言葉なんじゃないだろうか。

若い頃からかたくなに無料占いをつづけてきた飯田さんが、ところどころでは周囲に流されることで、たどりついた現在地が自分を活かせる場所だった、という体験から出た言葉なんじゃないかな。

努力することはやめずに、要所要所で力を抜くという、生き方の極意のようなものを感じる。いつまでも覚えておきたいので大賞に選ばせていただきました。

個人的に超刺さったもの(ウラ大賞)

つぎに、あなたには関係ないけど、ぼくだけに個人的に刺さった「つぶやきウラ大賞」を上げておきたい。

47 無駄なものをいつまでも持っている人に、運は味方をしてはくれない

捨てるのが苦手なんス。まじで苦手。小学校のころに買った文庫本をいまだに読んでいるくらいだから。。でも、苦手な所にこそ伸びしろがあるのだ!これを読んでからはちょっとずつ捨てるようにしています。がんばるぞ!

さて、それでは各論に移るけど、まずは、ぼく自身が日々大事にしていることが3つあるんですね。それは

自分がやられて嫌なことを他人にしない
言葉づかいに気を付ける
些細なことにも感謝する

この3つなんだけど、それらに関わる<開運のつぶやき>をまずまとめてみたい。

嫌なことを他人にしない

さきほども「人を怖がらせていいことはない」と書いたけど、これは孔子に言わせれば

己の欲せざる所は人に施すこと勿(なか)れ

ということであり、イエスに言わせれば

自分を愛するように、あなたの隣人を愛しなさい

ということでもある。ぼくもなるだけこれに気をつけるようにしているんだけど、こうした考えに沿った<開運のつぶやき>を集めてみると以下の9個があてはまる。

17 他人をうらやむ前に、相手の苦労や努力をもっと想像するといい
18 他人の痛みを悲しみ、他人の幸せをよろこぶ人に、幸運はやってくる
30 やさしい目で世の中を見れば、もっと細かいやさしさに気がつける
33 相手のいいところや才能、魅力を見つける人は、成長して必ず幸福をつかむ
58 「幸せになってもらいたい」と思いながら人と関わると、幸運はやってくる
59 聞き上手の伝え上手は、運をつかむのも上手
60 「相手が自分だったら」をもっと想像して生きるだけで、人生はよくなるもの
65 他人を手助けするということは、重荷を少しでも下ろしてあげること
67 どんな人も感謝されたらうれしいもの。ならば感謝を素直に伝えたほうがいい

これらのつぶやきには「他人によくするのは回りまわって自分のためなんだよ」という古今東西の真理に近い考え方が通底している。

言葉づかいに気を付ける

次は、言葉づかいだ。言葉とは他人に向けた言葉でもあるし、じぶんに向けたもの、つまり心の中でのひとりごとも含まれる。

他人に心ないことを言えば、ブーメランが返ってくるのも言葉だけど、それ以上に大事なのが、ひとりごとだとぼくは思う。

われわれは日々無意識のうちに、自分にひとりごとを投げかけて続けている。このひとりごとは強力な自己暗示効果を持っているはずなので、ひとりごとでどういう言葉を使っているのか、ぼくはかなり大事に考えている。

どうせ○○だ
とか
しょせん○○だ
とか
ダメに決まっている
とか
むなしいな
とか

そういうネガティブなひとりごとを言わないように結構気を付けているんだけど、その手の<つぶやき>を集めてみよう。

1 やさしい言葉を使えば、心にゆとりが出てくる
5 不運の多くは、己の言葉からはじまっている
20 すべてのはじまりは言葉にあり。言葉をどう使うかが、その人の人生になる
23 いい話、いい言葉は、心が広くなり、視野が広がる
24 運のいい人は「でも」「だって」を」簡単に言わない
39 何事も勝手にダメだと決めない。それは自分の想像のレベルが低いだけ
51 環境を変えられなくても、考え方と言葉遣いを変えれば人生は変わってくる

どれも味わい深いが、「1」が特に印象に残った。ゆとりのないときほど、やさしい言葉に気を付けたい。

また、環境を変えるには手間がかかるが、言葉づかいはすぐに変えられる(51)ので、環境に不満のある人は、今すぐ言葉を前向きなものにおきかえてみてはどうだろう。

些細なことにも感謝する

いま戦場をさまよっている人たちに比べれば、毎日布団で寝られることは、じつにありがたい。アフリカで飢餓で苦しんでいる子供たちに比べれば、冷蔵庫に食べ物があるのはじつにありがたい。ぼくは、なるべくこういうありがたさを、いちいちありがたがるようにしていて、病気にかかったら

死んでないぞ!ありがたい!

と思うことにしている。こういう感じ方をしていると幸せ感には事欠かないけど<開運のつぶやき>の中にもそういうのがいくつかある。

13 「自分は、いま幸せ」と思うようにすると幸運がやってくる
28 些細なことに感謝できる人に運は味方する。感謝できない人に運は味方しない
31 小さな幸運を「このくらいか」と思わず、しっかりよろこぶと運気がよくなる
50 互いに生きて会えるだけでラッキー

食べ物があるということは、マジでラッキーですって。

運とはタイミング

ぼくがふだん考えないタイプの<つぶやき>もあったので、まとめてみよう。

まずはタイミングについてのもので、飯田さんは「運とはタイミングだ」とよくいっているけどそれを格言にしたものが以下の2つだ。

25 努力が報われるタイミングは、すべての人にある
46 運は順番に必ずめぐってくる。現状がつらいなら、あと一歩かもしれない

これからは物事がうまく運ばない時には「今はそういうタイミングではないのだな」と考えるようにしてみたい。

あきらめ

「あきらめて肩の力を抜く」ということも、僕は普段あまりやらない。肩の力を入れてうまくいかないなら、もっと肩に入れてやれ!というタイプなので・・

4 生きるとは、流され、振り回されるもの
38 人生を思い通りにしようとしない。いい意味で諦めると、人生は楽になる
62 終わってほしいものも終わってほしくないものも、いつか必ず終わる
26 気長に、気楽に、素直に生きれば、自然と運も味方する

こうした<つぶやき>は、もうひとつ腑に落ちないところがあるんだけど、頭の片隅に置いておきたいと思う。

必要ないもの

<つぶやき>の中には、個人的にはまったく必要ないものもあった。それが以下の4つである。

27 「おもしろい」は自分でつくるもの
41 人生を楽しむための努力を忘れないように
44 「毎日同じでつまらない」と思ったら、それは学びが足りないとき
61 楽しみは自ら増やすもの。待っていても何も楽しくはならない

こうした格言は、「毎日ツマラナイな~」とか「なんか面白いことないかな~」などと退屈している人に向けられたものなのだろう。

ぼく的には、人生は「楽しい」やら「おもしろい」であふれかえっている。占い本の余白ですらこれほどおもしろいので、もう少しおもしろいものを減らしてもらわないと体がもたない。でも参考になる人には参考になると思います。

言わんとするところが今一つわからないもの

何をいわんとしているのかもう一つわからないものが2つあった。

48 頑張るのではなく、頑張れる状況を自分でどうつくるかが大切
54 自分をもっとも上手に動かせるのは、己しかいないことを忘れないように

「頑張れる状況を作る」というのは、どういうことなのだろう。「生まれてきた子供のためにがんばろう!」とか「従業員のために頑張ろう!」とか、そういう情況を作ったほうがいいってことかな。

また「自分をもっとも上手に動かせる」というのはどういうことなのだろう。自分の長所は自分が一番よくわかっているということなのかな?

この2つはピンとこなかったですね。

最後に

以上、いろいろ分類してみたけど共通するのは「ポジティブ!」ということで、最後に、ポジティブの王道を行っているようなイイ感じの<つぶやき>をまとめて終わりにします。

8 どんな場所でも楽しめる自分になることが大切
9 運気が悪いなら、実力でなんとかすればいいだけ
14 失敗ではなく過程なだけ
19 運は機嫌のいい人のところに集まる。もっと機嫌よく生きるといい
40 どんな言葉も経験も、受け止め方次第でプラスにできるもの
56 いい部分もダメな部分も含めて自分だから、他人の評価は気にしなくていい
63 運を味方につけられる人や、幸運を手にできる人は、必ず準備ができている
64 不器用でも、信頼されるほどの努力を続けていればそれで十分

さて、1つでもピリッと来るものがありましたでしょうか?もしあれば、それを反芻しつつ、日々を過ごしてみれば、きっといいことがあると思います。

なお「五星三心占い」は毎年9月に発売される予定です。来年は最低運気も抜けることだし、<開運のつぶやき>も楽しみです。

いいなと思ったら応援しよう!