インパクトで手元が浮かなくなる唯一の方法
みなさまこんにちは。
前回
という記事を書きましたが
今回は具体的なゴルフスイングの課題を取り上げその解決法を
解説していきます。
『インパクトで手元が浮く』問題についてです。
悩まれている方も多いのでは無いでしょうか?
手元が浮くと起こるミスとは
インパクトで手元が浮くことを改善したいと考えるまでの経緯に
以下のようなミスがあります。
右にプッシュ
シャンク
左へチーピン
このようなミスはフェイスの向きとの兼ね合いもありますが
長いクラブほど起こりやすい傾向があり
スローなどでご自身のスイングを見た時に
アドレスとインパクトで手の位置が異なることを突き止めて
その動きを修正する練習を行うのではないでしょうか?
従来の改善方法
昨今は自身で映像を撮影して見ることが出来るために
課題が見つかれば
まずその形を変えようと様々なドリルや練習に取り組みます。
その例として、他の人にサポートしてもらう形で
棒を手元に置いて、それ以上浮かないようにする方法があります。
この方法で解決する人は
勘が良く、インパクトの形を物理的に修正しようとすることで
それに逆算してアドレスや立ち方を変えて
結果的にサポートが無い時にも
インパクト付近の動きが改善する場合があります。
逆に言えば、逆算して立ち方が変わらなければ
改善しないままでしょう。
または、他人のサポートや練習器具無しに
ひたすら身体が浮かないように意識する人もいるかも知れません。
どちらにしても
これまでの方法は、原因の追求が正しく出来ていないために
推測または、そのプレーヤーの能力に頼った改善策を
提示しているに過ぎません。
料理に例えると
ある料理にAとBの調味料加えて調理した時に
美味しくなかったとして
どちらの調味料が原因なのか、さらにそのAの中に使われている
A’という成分が美味しくない原因というように追求すべきです。
本当にすべきこと
では手元が浮いてしまうという人は
身体の動きが原因だとした上で
左サイドが原因なのか右サイドが原因なのか
どちらも良くないのか?
さらには、その原因は長いクラブを持った時にだけ
突発的に起こるのか
気がついていないけれど、ゴルフをしていない普段の時も
その悪い癖はあるのかなど
理解した上で練習すべきなのです。
さて長くなりましたが
手元が浮く人は、トップから地面の低い球を打つ過程で
手元だけが浮くわけではありません。
肩や脇腹が上に浮くつまり手元が低い人に比べて
原因となるそれらのパーツが反発して落下しないのです。
原因の箇所だけが連動せずエネルギーの方向性が合っていない
ということなのです。
その理由は次の章で説明しますが
その前にまず連動の概念を少し変えなければなりません。
一般的に連動というと
固めて離れないようにして動かすとイメージするかもしれません。
しかし、これは運動としてはレベルが低い方の連動になります。
良い連動はというと
『バラバラだからこそ連動する状態』を指します。
どういうことでしょうか?
例を使って説明します。
雨はその一例です。
無数の雨粒自体はそれぞれが独立していますが
重力によって連動して地面に落下していきます。
同じクオリティの物は、同じように連動しやすいのです。
落下連動しない原因
雨粒の例を身体の各パーツに置き換えて考えると
手元が浮く(落下しない)原因が主に左サイドだと仮定したとき
左サイドの腰や脇腹、前ももなど元凶はさまざまですが
それらが異質で右サイドに比べて踏ん張る癖があるからです。
(比較する対象は、自分の他のパーツでも、理想のスイングをする人でもいい。)
力が抜けて左サイドにも軸が生まれて
軸の周辺のパーツを落下させたい時には
落下できるようにするべきなのです。
それを知らずに
ひたすら手元を浮かないドリルをしても
原因である箇所の
力が抜けて軸が生まれなければ修正できません。
何も考えず
連動させるために脇に力を入れたり、地面を前ももで
蹴ろうと練習していると尚更危険です。
一番簡単な方法
練習場ですべき最も簡単な方法と考え方は
低い位置から始めないということです。
手元を低い位置から始め、前屈みの姿勢が強いと
前ももや腰に余計に力が入り
徐々に他のパーツも力んでいくからです。
まずは、力が入らないように状態を起こし
アドレスに拘らず腰の高さやトップからスイングする
こともおすすめします。
野球選手のように低いアドレスがへの意識が無くなれば
元の位置に戻せないという無駄な悩みもなくなるでしょう。
力の抜き方を始めとする練習場以外で行えるトレーニングは
以前の記事でも紹介していますのでご参照ください。
最後までご愛読有難うございます。