見出し画像

夫が長女に嫌われていく様子を観察してみた

最近の長女は反抗期に片足を突っ込んでいる

中学生。当然のこと。
そしてものすごい速さで嫌われて始めているのが父(わたしの夫)。
この二人を観察するのが、最近のわたしの日課なのです。

夫が長女に嫌われる原因と思しき行動

具体的な行動としては
・朝、歯磨きのあとに口内の唾液を出すときに激しく嗚咽する
・会話中に話が脱線する
・学校行事の際にわざわざ呼び止めて無言でピースをしてくるなど
 反応に困る上に恥ずかしい行動
・急いでいるのに呑気に話しかける

こういったところでしょうか。
すべてわたしが長女から直接苦情を受けております。笑

あと、これは娘の態度などからそう見えるということではなく
完全にわたしの予想でしかないのですが
・帰宅後の足が臭い
・太っている

この2点も侮れない(?)のではと予想。

要するに「デリカシーのなさ」

夫は悪い人ではないのですが、
いわゆる「この人、悪気はないので・・・」と
フォローしなければならないタイプ。

「相手への配慮」に欠けることがあるんですよね。

長女に対しても配慮、デリカシーがないことが多々・・・

・・・いや、デリカシーのなさというよりは、
「娘の立場になって考える力(想像力)のなさ」
といったほうがしっくりくるかも。

夫と長女の境遇があまりにも違いすぎる

わたしは想像力というものはゼロから生まれるものではなく、
似たような経験をしたり身近で見聞きしたことがあるからこそ
生まれるものと考えています。

だからそもそもバックグラウンドが違う人に対して
想像力を働かせるというのはとても難しいことだと思っています。
(それを補うのが法律やマナーですよね)

長女と夫はまさにそれで、まとめるとこんな感じ。

性別  ・・・   男     女
年代  ・・・ アラフォー  10代
兄弟姉妹・・・   弟     姉
出身地 ・・・   田舎   東京23区

ほかにも男女ならではの趣味の違いなども当然あります
(夫はアニメやゲームが好き、娘はファッションやメイクに興味津々)

特に影響力を感じるのが「兄弟構成のちがい」

兄弟構成のちがいが1番大きな影響を持っているのでは?と
日々の観察から予想しています。

ここで我が家の家族構成と兄弟関係を簡単にご紹介。

<4人家族>
夫  ・・・末っ子
妻  ・・・長子
長女 ・・・長子
次女 ・・・末っ子

夫とわたしは性別兄弟構成の違い以外は属性的に近いのですが
(田舎出身、同じ学校だった、歳近い)
夫は圧倒的に長女の気持ちがわからないし、
わたしはいつも長女の気持ちが手に取るようにわかります。

最初は男女差かな〜?と思っていたのですが、
決定的だなと思ったのは、長女と次女への対応の差でした。

長子あるある:自分の開拓したルートに弟妹はタダ乗り

これ、絶対あるあるですよね?笑

お小遣いの金額、遊ぶ頻度、スマホの使い方、門限、習い事、寝る時間・・・

こういった「親と子供で利害が一致しないことに関するルール」を決める機会があると思うのですが、

これは仕方のないことなのですが、この「ルール決め」
どうしても長子に負担が寄ってしまいがちですよね。
前例のない中で、利益相反の相手と、妥協点を話し合うというのは
大人同士でも大変なことだと思います。

長子はこの話し合いを乗り越えないと権利を獲得できないわけですが、
2番目以降の子は長子が必死に獲得した権利をそのまま享受することが
ほとんどだと思います。
いわゆる「平等だけど公平ではない」という状況ですね。
本来であれば一人ひとり話し合って適切なルールを決めるべきところ、
「同じであれば平等だから」という理屈で(面倒な)話し合いを回避するのです。
逆に言ったら、それほど面倒なことを長子は成し遂げているということなのですが・・・。

次女にスマホを与える際、夫が長女より緩い条件で
(長女が小学生の間ずっと守っていたルールを「面倒だから」という理由で
次女はそのルールなしにしようと言って)
スマホを与えようとしていたので、さすがに必死に止めました。
と同時に、「なぜそれをしたら良くないのか」が全然理解できていない夫に
驚きました。

夫は優しくて仕事熱心で家族にも愛情が深い人なのに、なぜ?と。

このとき、兄弟構成の違いからくる価値観の違いが大きいと確信しました。

気持ちが想像できないなりにできることとは

わたしには、自分が必死で獲得した権利に弟妹にタダ乗りされるのは
すごく嫌なことであると理解できるのですが、
夫は「そういう経験がない」から想像できなかったのかもしれません。

では夫はこのまま嫌われるしかないのでしょうか(かわいそう)

そこでわたしなりに解決策を考えてみました。

キーワードは「ストレス発散」「清潔感」

夫はもうアラフォー、いまさら経験したことのない長子の苦悩を
理解できるように想像力を磨くことはなかなか難しいと思いますし、
そもそも夫が長女のために、想像力を働かせ続けて気を使い続ける必要も
ないと思うんですよね。

人間誰しも価値観の違いはあるものなのです。

そこで根本的な解決は諦めて、
「事態を悪化させずに反抗期の終了を待つ」
という方向に舵を切るべきと判断。

案としては
①夫自身が長女に対してイライラしないこと
②夫が清潔感のあるおじさんになること

まず①について、
長女は反抗期ゆえキツめの態度を取ることが続いています。
(あまりにもひどいときは一声かけたりしますが)
なので夫も次第にイライラし始め、近い将来喧嘩が勃発すると思います。
とても不毛な時間です。

長女はホルモンバランスの関係もあり仕方ないとある程度諦めて、
夫サイドにうまくストレスを発散しながら穏やかに対応もらえたらいいのかなと。

②については単純に、
「体臭がきつくて太っていてファッションに無頓着なおじさん」
よりは、
「身だしなみに気を使っているおじさん」
でいたほうが、
娘の反抗心も削がれるのではないかと。
体臭(夫の場合は足の臭い)対策やダイエットをすることで
ある程度、娘の信用を得られるのでは?と思うのです。

さいごに : この話をわたしは夫にできるのか問題

夫は本当にとっても優しくていい人です。
休日は家族のために尽くしてくれています。
太ってはいますが、目はきれいな二重で肌も若々しく、
髪もいまのところふさふさです。
仕事熱心ですし、収入も少ない方ではないです。

そんな夫なので、この反抗期長女対策の話を
するのが大変申し訳無い気持ちになります。

だって末っ子なのも、足が臭いのも、夫のせいではないし・・・

とはいえこのまま放置していては激しい喧嘩が勃発し
家庭内が地獄絵図になってしまうかもしれません。

勇気を持って夫に提案してみようと思います。

長々と書いてしまいました。
こんな実りのない文章を読んでくださった方、ありがとうございました。

こと

いいなと思ったら応援しよう!