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ゆる毒親で人生が終わってしまう

そもそもにゃりぺよがnoteで自分のつらかったことを共有したいと思ったのは、にゃりぺよ自身が他人の体験を知りたかったからです。

にゃりぺよの母親はとにかく自分勝手で、いくつになっても学生みたいな人でした。
見た目もかわいいから許されてきた人生で、間違いはきっとにゃりぺよが生まれたこと。

毒親というほどでもないけど、にゃりぺよの心を徐々に蝕んだ母親。
今や母親のことは毒親ではなく、ゆる毒親だったんだと思うことにしたけど…。

にゃりぺよはこれまで、母親の気を引きたい一心で頑張ってきました。
けどにゃりぺよが見てもらえるかどうかににゃりぺよの行いは関係なく、すべて母親の気分次第だったように思う。

親に愛されてる人って妬ましかった。
結構みんな親の悪口言うけど、お小遣いもらってたり好きな進路を選ばせてもらってたりするから。

もちろんそのなかには、本当に毒親持ちの子もいたんだと思うけど…。
どうしても親と仲のいい子が「毒親じゃん」と悪口言ってるのを聞くと、おいおいおいおい!!!!!!と思ってしまっていました。

今はそんな風に思いません。
周りに助けを求めなかったにゃりぺよは、周りから見たら母親と仲よし親子に見えていたと思うから。

あと、にゃりぺよは別に虐待を受けていたわけじゃない。
周りにはもっとつらい思いをしている友達もいたし、にゃりぺよは堂々と「母親がつらい!!」と言えませんでした。

だから他人の体験を知りたかったんです。
にゃりぺよみたいに、虐待を受けているわけでもない、毒親というわけでもないけど親を苦痛に思っている人の体験を。

にゃりぺよの人生が終わったきっかけは、両親の離婚です。
話し合ってなされた離婚だけど、母親はずっと父が好きでした。

少女漫画の世界にいるような、若くて美人でお嬢様気質な母。
そもそも父に恋していた母親は、偶然の産物みたいなにゃりぺよとどう向き合えばいいかわからなかったんだと思う。

母親の中に、自分が産んだ子どもを大事にしないといけないという常識はあったはず。
でも思想と行動は別です。

若い母親はにゃりぺよに向き合えないままシングルマザーになって、
そのうちにゃりぺよはこじらせたまま当時の母親の年齢を超えてしまった。
母親は数年前まで、覚悟ないままなんとなくにゃりぺよの母親をやっていたと思う。

あるとき、父が母親と結婚していたときのことを話してくれました。
母親はよくおいしい料理を作ってくれて、父はすごく助けられたそう。

頭を殴られたようだった。
にゃりぺよは母親に料理作ってもらったこと、あんまりないしね!

いいんだけど、にゃりぺよの人生が終わったのは両親の離婚がきっかけだと思う。
両親が結婚したままなら、母親は父の延長線上でにゃりぺよに優しくしたんじゃないかなと思えて仕方ない。

まあこんなこと考えても仕方ないし、たられば論は無意味ですが。
父を見るようににゃりぺよを見てほしかったな、とはずっと思う。

母親が料理をしてくれなくても、買ってきたグラタンを一緒に食べたことすら思い出になっているから。

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