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母親を喜ばせるために
中学生になったころ、テストを受けることになったにゃりぺよ。
小学生のころと違って、白黒印刷のテスト用紙に衝撃を受けました。
元来応用力のないにゃりぺよは、こうなってはテストどころじゃありません。
本領発揮できないまま、初めのテストは240人中90位でした。
小さな紙でもらったテストの順位。
「へ~」と思って母親と祖母に見せると、2人とも「へ~…」としか言いません。
その後、勉強がしたかったにゃりぺよは、父の援助で塾へ行くことに。
塾は静かに勉強ができるので、とても楽しかったです。
そして迎えた2回目のテスト。
にゃりぺよの総合順位は240人中5位でした。
なかなかすごい…。
テストの形式にも慣れたから、楽勝!と思って帰宅すると…。
テストの結果を見た母親は「よかった、なんで私の子なのにこんなに順位が低いんだろうって不思議に思ってたの」と一言。
なんでやねん。
母親は高卒です。
でもなぜか学力や学歴にはシビアな考えを持っていました。
田舎の女は勉強なんてしなくていい、と言われなかったのは幸いかもしれません。
しかし素直に褒めない母親に、なんだかモヤっとしました。
しかし、勉強を頑張れば母親に見てもらえるんだとわかったにゃりぺよ。
ここからは必死に、ほとんどの時間を投げうって勉強に打ち込みました。
結果、母親は大して喜びませんでした。
毎回持ち帰る1桁の順位を当たり前に思い、10位以下に落ちると「なんで?」と不思議そうにするのみ。
なんじゃい、と思って拗ねるにゃりぺよですが…。
母親きっかけでも、勉強を頑張れるようになったのはいいことだったかもね。