母親の気遣いを信じられない
結婚式の日まで母親にイヤミを言われ、呆れてしまったにゃりぺよ。
普段は明るくすごせるものの、ふとした瞬間に母親への嫌悪でめちゃめちゃになりました。
酒を飲めば死にたくなるし、毒親に関する話を聞けば母親を思い出してイライラ。
にゃりぺよのコントロールできない怒りに、家族も怯えていたことと思います。
結婚式以降、にゃりぺよは理由をつけては地元への帰省を拒みました。
父には会いたかったものの、父に会うためには母親と会わねばなりません。
父は「お金もかかるし無理して帰ってこなくていい」と言ってくれたので、
その言葉に甘えることにしました。
母親から「いつになったら帰ってくるの?」と言われるたび
「そのうち」とだけ返していました。
しばらくすると、母親はにゃりぺよの機嫌をとるようになりました。
いわゆる実家からの荷物のような、食材がたくさん入った段ボールが届くようになりました。
さらに「お母さんにできることはこれくらいしかないから」と言うようになりました。
そう言いつつも「親戚の子は帰省してるのに」と文句も言うのです。
にゃりぺよは母親のことが信用できませんでした。
すべて打算の行動で、思ってもいない言葉だろうと思っていました。
送られてくる荷物がありがたい半面、心のなかはイライラでいっぱい。
今さら母親面したって許さない。
味方になってほしかったのは、実家にいたあのときだ。
世間体よりにゃりぺよの感情を優先させてほしかった。
母親が憎くて仕方ない。
にゃりぺよは愛情をもらってないんだ。
だから母親が今にゃりぺよにお金をかけて、荷物を送ってくるのは当然のことなんだ。
そんな最低な考えがにゃりぺよのなかを渦巻いていました。