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母親から向けられた対女の感情

両親の離婚で人生が終わってしまったにゃりぺよちゃん。
まだ小学生だったにゃりぺよは、母親と二人暮らしを始めました。

そのころのにゃりぺよは、母親から髪を切ることを禁じられていて…。
母親は「髪は女の命!」と言い、女たるものロングヘアーでなければいけないと思っていたらしい。

当時はとくに、髪型を決められることに違和感はありませんでした。
あんまり意思のない子どもで、ゆる~い支配に気づかず。

小学生のころ、にゃりぺよは母親と一緒に風呂に入っていました。
なんと小学6年生くらいまで…(びっくり)。

余談ですが、小学6年生のころまでチャイルドチェアに座らせられていました。
↓こういう椅子

これはまったくもって意味不明だけど、ずっと赤ちゃんに見えてたのかも。
尾てい骨を骨折したときに座ったら激痛でした。

風呂の話に戻りますが、母親はにゃりぺよを清潔に保ちたかったんだと思います。
そうすることが母親の義務で、子どもを死なせないための方法だと。

でも母親はにゃりぺよを信用できなくて、一人じゃ体も洗えないだろうと思っていたのでしょう。
体が成長しても、毎回頭も体もすべて洗われていました。

そんなある日の風呂で、鏡を見たにゃりぺよは体に髪が張りついているのを発見。
長い髪が模様みたいで面白くて見てただけなんだけど…。

母親は「鏡なんか見て、自分のことかわいいと思ってんの?」と蔑むように言いました。
さすがにあのときの目は、汚い女を見る目だなとガキでも気づいた。

自分にそっくりなにゃりぺよの顔をよく「かわいい」と褒めた母親。
「この顔に産んであげたことを感謝して」とも言ってたのに…。

母親はにゃりぺよが自分をかわいいと思うことについて、気に入らなかったんだと思います。
そんなつもりなかったのに、恥ずかしくてたまらなくなった。

その夜、髪を乾かしてもらっていたにゃりぺよは、ふと母親に「お兄ちゃんが欲しいな~」と言いました。
母親は「男の子いいよね、お母さんも男の子が欲しかった」と言って、仲よく親子の会話をしてたはずが…。

なんと母親は続けて「男の子がいたら可愛くて、あんたなんて育てなかったなぁ」と一言。
うわあああ~~~~~~~…なんてこと言うんだ!?

にゃりぺよは何も言えませんでした。
母親の言ったことを聞こえないふりするので精一杯で、惨めでたまらなかった。

そうそうに、母親にとって自分はかわいい存在じゃないと理解したにゃりぺよ。
鏡の前にいるところを見られるのも恥ずかしくて、鏡を意識的に見なくなりました。

でも不思議とこれがきっかけで、自分をブスだと思うことはありませんでした。
愛されてないけど顔はそこそこ…と思いながら、にゃりぺよは自分を慰めるのでした。


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