母親に救われたこともある
にゃりぺよは母親のことつらいし、ちょっと毒親だなって思っています。
母親のこと考えるだけで死にたくなる人生だったから、母親を恨んでいる面も当然あります。
でも母親の全部が嫌いなわけじゃない。
愛憎渦巻く、といったところがにゃりぺよの本心なんです。
小学生のころ、にゃりぺよは母親とお祭りに向かいました。
同じ小学校の子たちはだいたい全員行くお祭りなので、歩いていれば同級生とその親とすれ違いました。
にゃりぺよは祖母に浴衣を着せてもらっていました。
小学生ながらにリップを塗って、爪も母に塗ってもらっていました。
もしかして今の小学生はメイクなんて当たり前なのかな…!?
昔の子どものにゃりぺよは基本すっぴんだったから、母親がメイクを手伝ってくれたのがうれしかったのを覚えています。
浴衣で歩いてたら、クラスの男子に声をかけられました。
その子も母親と一緒に来ていたけど、その子の母親はなんだか引っ込み思案な印象で。
その子はちょっと変わっているというか…。
ときどき周囲との距離感を間違えては、とくに女子に避けられていたと思います。
にゃりぺよの浴衣姿を見たその子は大喜びで飛びかかってきました(やばい)。
何が何やらわからない無のまま、その子にキスされそうになると…。
母親がその子の頬をビンタして、突き飛ばしたのです。
そのうえ「汚い!うちの子に触らないで!」と絶叫。
妙に冷静だったので、母親の顔が真っ赤だったこと、その子の母親が狼狽えていたことを覚えています。
別にそのとき、クラスの男子にキスされそうになったことが嫌だったわけじゃない(意味がわからず嫌という感情にも至れませんでした)。
当時は母親が怒ったことに驚いて、それ以上何も思うことはありませんでした。
けど、じわじわと、母親がにゃりぺよを守ってくれたんだなってうれしくなりました。
もしかしたら自分の娘が傷物にならないよう、自分のためだったのかもしれないけど。
それに当時本当にキスされてたら、後から性加害に感じて苦しんでいたかも。
母親が身を挺して激怒してくれたことが、後のにゃりぺよをも守ってくれました。
ちなみににゃりぺよは、近所のやばいおばさんに「うちの娘をいじめただろ!」と言いがかりをつけられたことがあります。
にゃりぺよは友達の多くない子どもだったので、いじめなどできようがない。
さらに言えばおばさんの娘はいじめられていませんでした。
ただ壮大な嘘をつきすぎて、クラスのボスみたいな女子にキレられてはいたけど。
おばさんはヒートアップして「死ね!」「お前みたいなのは何やってもダメだ!」とにゃりぺよを罵倒しました。
にゃりぺよは言葉の意味はともかく激怒する大人が怖くて家に逃げ込んだんだけど…。
おばさんが家に押しかけてきて、母親と口論になりました。
このときも母親は激怒して「うちの娘は悪くない!」と言ってくれていました。
そしておばさんの親戚まで呼びつけて土下座で謝罪をさせていました(やばい)。
母親は激しすぎるが、にゃりぺよは母親のそういうところが嫌いではないです。