映画 かもめ食堂(好きなことを勝手に語るシリーズ)
好きなことを語るのは楽しいなあ。
さて、前回に引き続き映画です。言わずと知れた、かもめ食堂です。
もう大好き。何回観たかわからない。セリフも覚えてるくらい観てます。
さらに、フィンランドに行ったときには、なんと現地にも行きました↓
住宅地のど真ん中にあって迷ったし行きにくかったけど、かもめ食堂マニアとしては行ってよかったスポットです。
あらすじやキャストなどはこちらからどうぞ↓
さて、今回も語っていきます!
※ここからはネタバレを含みますので、ご注意お願いいたします。
まずは個性的なキャストのご紹介
さちえさん(小林聡美さん)がフィンランド ヘルシンキで営む、かもめ食堂。
食堂をひょんなことから手伝うことになるのが、みどりさん(片桐はいりさん)と、まさこさん(もたいまさこさん)
あとは、日本かぶれのフィンランド人青年、トンミ・ヒルトネン(ヤルッコ・ニエミさん)と、食堂を睨みつける謎のおばさん(タリア・マルクスさん)
少ないですが個性あふれるキャラクターたちが、かもめ食堂に訪れてくるお話です。
なんといっても、美味しそうなごはん
まずはこれでしょう。最高です。飯テロです。
かもめ食堂で提供されるのは、日本の家庭料理。
焼き鮭、からあげ、とんかつ、おにぎり。
そして、コーヒーとシナモンロールも。
さちえさんの家でみどりさんにふるまう、ゴロゴロ具材の煮物もめちゃくちゃ美味しそうですよね…!
思い返してみると、これらのご飯をさちえさんが作ってるときの「音」が、とっても印象に残ってます。
鮭を焼く時のジュワ―っていう音、からあげを揚げる音、とんかつをザクザク切る音。
あー、お腹すいてくる!
思わずクスッとなるシーン
ここからは、かもめ食堂マニアの私が選ぶおすすめのシーンやセリフをご紹介。
まずは、思わず笑ってしまうシーン。
・かもめ食堂を外からいつも睨んでいるおばさん。みどりさんがふと目を離して再びみると、おばさんが一人増えてる…!(増えてたのは、この後一緒に働くことになるまさこさんでした)この時のまさこさんの顔が秀逸すぎて、何度見ても笑ってしまいます。必見。
・かもめ食堂の休業日に、みんなでバカンスに出かけます。いつもより派手なバカンス仕様のドレスに、帽子に、サングラス。この場面の最初のシーンで、まさこさんだけがガチの葉巻を吸ってるのがツボです。バリ渋でめちゃくちゃ似合うの。
さりげなく、でもぐっとくるセリフ
次は、私が心に残ってるセリフたちをご紹介。
・まさこさんが2回目にかもめ食堂を訪れたときの、まさこさんとさちえさんの会話。
まさこ「いいわね。やりたいことをやっていらして。」
さちえ「やりたくないことはやらないだけなんです。」
・なぜかいつも食堂を睨みつけているおばさんの、悲しいその理由がわかったシーン。みどりさんとさちえさんの会話。
みどり「シャイだけど優しくて、いつものんびりリラックスしてて、それが私のフィンランド人のイメージでした。でもやっぱり、悲しい人は悲しいんですね。」
さちえ「そりゃあそうですよ。どこにいたって悲しい人は悲しいし、寂しい人は寂しいんじゃないんですか。」
・まさこさんが日本に帰るかもしれない、となった時の、みどりさんとさちえさんの会話。
さちえ「でも、ずっと同じではいられないものですよね。人はみんな変わっていくものですから。」
みどり「いい感じに変わっていくといいですね。」
さちえ「大丈夫。多分。」
どれも、じんわり、沁みますね。この映画は基本はまったりしてるけど、どこかスパイスが効いてるような感じがあるんです。
何回も観てようやく気付いた、マニアックなシーン
Amazonプライムで観れるようになってから、スマホにもダウンロードして、移動中とか、癒されたいときとか、かなりヘビロテしてるんだけど、最近はじめて気づいてお気に入りになったシーンがあります。
終盤で、まさこさんがやっぱり日本に帰らずしばらく残ることになり、さちえさんもみどりさんも嬉しい気持ちで食堂の1日が始まるシーン。
その後、常連の青年、トンミ・ヒルトネンがいつものようにやってきて、いつものようにみどりさんがコーヒーを運んでいくのですが、そのあと二人が、無言で目を見合わせてハイタッチをするのです…!!画面のかなり奥のほうで!
立て続けに違うお客さんも入ってくるので今まで気づかなかったけど、気づいたときはなんだか泣きそうになりました。。
というのも、この二人の初対面は、日本かぶれのトンミ・ヒルトネンは最初からぐいぐい行ってたけど、人見知りのみどりさんはめちゃくちゃ引いてたんだよね。
そんな二人が毎日少しずつ交流を重ねて、ここまで仲良くなったんだなあと思うと、なんだか奇跡的だし感動するなあ~と思ったのです。
二人とも、ほんとに楽しそうなハイタッチです。めちゃくちゃマニアックだけど、ぜひ注目してみてほしい!!
何度観ても見飽きない、スルメ映画
大きなストーリー展開があるわけではないので、好みは分かれるかもしれませんが、ハマれば何回みても飽きない映画です。
街並みとか、インテリアとか、ファッションとか、映像の細部を観るだけでも楽しいし、キャラクターやセリフにも少しくせのある感じがあって、たまりません。
しかし、なかなかマニアックなご紹介となったなあ(笑)
これからも見続けます。