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6月3日FM世田谷「劇ナビ!」感想

FM世田谷「劇ナビ!」は、俳優の植本純米さんが演劇人にインタビューする番組で、6月3日吉田鋼太郎さんの出演回を聴いた。

Twitterで感想を呟いていたんだけど、間欠泉のように湧き続けてフォロワーさんのご迷惑になりそうなのでこちらに書きます。
箇条書きです。とりとめないです。足していきます。

・「ハイ皆さんこんばんは~!」みたいな導入を予想していたが、スルスルと始まり、「じゅん」「こーちん」呼びに、ひゃーっ!となった。

・鋼太郎さんの上智大学時代の話から。英文科に入りたかったけど学力足りなくて独文科からの転入を画策したとか。レベル高い世界の話で感心するのみ。

・劇団四季に入った理由は給料が出るから。
蜷川さんに怒鳴られて練習に行かなくなったペースでエピもそうだけど、非常に人間くさい人。それが魅力のベース。

・数々の劇団を経て、AUNの立ち上げと蜷川さんとの出会い。
さらりと話されていたけど、いろいろな出来事があったのだろうな。
鋼太郎さんの演劇や劇団への思い、とても熱いものがあるのは分かるのだけど、どこか冷静に自分を見ている部分も感じる。そのバランスが良い。

・いい役者がいないかいつも探してる、の話から「昔は血気盛んだったから、いい役者?潰してしまえ!だった」の本音に思わず笑った。
61歳の役者さんがみんな鋼太郎さんのような訳ではない。そう考えると、鋼太郎さんの個性の強さは稀有の個性。

・植本さんの話を聴く聴き方に、無意識に耳を澄ましていた。相槌をうちながら、いったん話を全部受け止めて自分の気持ちを言葉にするやり取りに、こちらの気持ちが温かくなった。

・収録が5月22日で、前日21日のlivedoorニュースのロングインタビューの話題。蜷川さんに“偽善者”と言われたエピ、記事で読んで強烈だったけど、鋼太郎さんの口から聴いたら更に強烈でほんとに笑った。偽善者って、一生のうちで言われることまずないよな...。

1時間の雑談、とても贅沢な時間だった。お二人の会話、速記の如く書き留めたのであらためて読み返したい。

鋼太郎さんの演技、しっかり観たのは劇団AUNの公演とおっさんずラブシリーズだけなのだが、観る者を引き込む力、その心に入り込む力は鋼太郎さんのもつ人間性に依るのだなあ、ということを実感した。

いつかシェイクスピア劇も必ず観に行きたい。

願わくば悩めるハムレットを。

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