【声優を目指す人向け】ボイスサンプルの作り方
たぶんこの記事を読んでいる人は声優を目指している人が多いと思います。
声優になりたい人がつまずくのは、複式が出来ない、声が出ない、思った通りにセリフが言えないなど、たくさんあると思います。わたし自身も声優を目指して、学校に行って、とてもたくさん言われました。けれどそれは、「直そう!」と思って努力したら出来るようになるのです。
そして少し出来るようになると自信がつきます。自信がついたら今度はオーディションを受けますよね。そこで次につまづくのが、ボイスサンプル。私の学校の友達もどう作ったらいいのかと悩んでいました。そこで、この記事ではボイスサンプルの作り方を載せていきます。
ボイスサンプルって何?
学校に通って、それなりに出来るようになって、さあ「オーディションを受けよう!」という段階になった時、募集要項の中にあります。
「ボイスサンプルを添付してください」
ボイスサンプルとは、その人がどんな声かを事務所の人が見極める指標です。声優を目指す人が増えている昨今、声優事務所も増えていますが、事務所ごとに欲しい声というのがあります。流行りの声やアニメや外画の声で「こういう雰囲気の声が欲しい」というのもあり、事務所もそうですが起用されるのかは運というのがこの世界の通例です。ボイスサンプルはその声を見極めるための第一歩ということです。
養生所のオーディションも、一般で受ける場合も募集に応募するときには下記を用意します。
・履歴書
・自己PR(応募理由)
・写真撮影(上半身 + 全身)
(・ボイスサンプル)
養成所直属の事務所がある場合は、ボイスサンプル提出の必要がないかもしれません。しかし大手の声優事務所に入るためにはやはりボイスサンプルが必要です。
この中で一番時間がかかるのが、たぶんボイスサンプル、次に履歴書 or 自己PRです。声優にとってボイスサンプルは自分を表すすべてです。華々しい経歴があっても、声で仕事を取っていくのですから声が何よりも重要で、事務所の面接担当が重要視しているのもボイスサンプルなのです。
とても入りたい事務所がある!けれどボイスサンプル提出必須で、まだ用意していない、となった時に、声優を目指している人が家ですぐ録音できて一発でOK!とはならないと思います。
なので、提出期限が短くてもボイスサンプルを添付できるよう、まずボイスサンプルを用意しないことには始まりません。
ボイスサンプルってどうやって用意するの?
さてじゃあ用意しよう!となったとき、「・・・どうやって用意するの?」となる人は多いです。この記事を見ている人は学校の先生に聞いて、たぶん「なんでもいいよ」と言われてしまった人でしょう。
なんでもいいよ、と言われても・・・。と、迷ってしまっていると思います。けれど結論ですが、本当に「なんでもいい」です。
好きなアニメがあって、その主人公のセリフを言ってみたい、という人はそれでもいいと思います。自分でポエムを書いていてそれを読みたい、でもいいと思います。好きな美術館や博物館の紹介をナレーションでしたい、でもいいでしょう。
もし読むキャラや種類が決まらず「どんなものを読んだらいいか分からない!」という方がいたら、学校の先生やボイスレッスンに行ってトレーナーに聞いてみるといいかもしれません。いくつかセリフを読まされるので、「こういう雰囲気が合っていると思う」「こういうキャラがいいと思う」とアドバイスをもらえます。
大枠が決まれば、今度は題材をひたすら見ていくだけです。ナレーションならTV・Youtube、アニメなら配信サイトで、アドバイスをもらったキャラに近そうなものを探していきます。アニメは大体キャラがたくさんいるので、一つの作品に一人は近いキャラがいると思います。なので数作品見てみて、見つかったらまずその人のセリフを書き出してみてください。
勿論そのままではボイスサンプルには使えません。著作権があるからです。なので、変える必要があります。
一番シンプルな工程が、「タメ語」を「ですます調」に変える、「あいつ」を「あなた」にする、など。セリフを言っている相手を変えると、イメージがわきやすいです。上司を部下にするとか、恋人を友達にする、などです。
更に次の工程で、文章を削るまたは足します。ボイスサンプルの時間の目安は20秒~30秒です。言いたいセリフが多ければ削る、時間が足りなければ文章を足す必要があります。もし分からなければ、これもまた先生やトレーナーに聞くといいでしょう。
ボイスサンプルをインターネットで探して使用する際の注意!
上記でボイスサンプルの作り方を説明しましたが、本当に文章を書くのが苦手で、「あるものを使いたい!」と考える人は少なくないでしょう。
インターネットで検索して、ボイスサンプルを提供しているサイトに載っているものを使う場合、注意が必要です。これにも著作権がありますので、使っていい場所や状況などが書いてあるので、しっかりと注意書きを読みましょう。もし書いてなくてラッキー、と勝手に使ってはいけません。書いていない場合はメールで問い合わせるなどしましょう。
多くのサイトでは「事務所のオーディション用なら使用してもOK」と書いてはありますが、考えるのが大変だからインターネットで探してそれを使用する、というのはみんな考えていることです。なのですでに使われている可能性があります。
事務所の人は何百人、何千人のボイスサンプルを聞いています。「あれ?このセリフ聞いたことあるぞ?」となって、この子ちゃんとボイスサンプル考えていないな、と思われたら悲しいですよね。なので、インターネットのサイトから持ってくる場合でも、少しは変更して自分なりのアレンジを加えてください。
まとめ
今回はボイスサンプルとは何か、作り方を書きました。ボイスサンプルに困っている人の助けに少しでもなると嬉しいです。ボイスサンプルも後日記載していこうとかんがえていますので、参考になったなと思う方がいたら見てくみてくださいね。