知ってる?オーラルケアの重要性と正しいホームケアの方法を紹介
みなさんは,定期的に歯科検診に行っていますか?
実はオーラルケアをきちんと行うことは、虫歯や歯周病を防ぐだけではなく,動脈硬化や心筋梗塞、早産などになるリスクを減らせて体全体の健康を守るメリットがあるんです。
以前は定期的に、歯科検診や歯石取りに通っていたのですが、産後はなかなかとれていませんでした。
今回は久々に歯科検診行ってみたので、検査内容や教えていたたいていただいた歯ブラシ&歯間ブラシの使い方を紹介します。
検査内容
歯肉の検査
まずは歯肉の検査。
健康な歯肉か、歯肉炎・歯周病になっていないか等を調べます。
針のような器具を使い、歯と歯肉の境目(歯周ポケット)の深さを調べます。歯周ポケットの深さは、健康な場合で1〜2mm、歯肉炎で3〜4mm、歯周病で5mm以上が目安なのだそうです。
私の場合はこんな感じでした。
磨き残しがこんなにも多く、軽い歯周病と言われて正直ショックを受けました…。
磨き残しを表す数値PLIは58.9%。(値が少ないほど歯石が少なく、20%以下が望ましいとされているのだそう。)
歯磨きは毎日していたものの、無意識に作業のようになっていたのでケアの方法を見直さないと痛感させられました。
唾液検査
続いて唾液検査。
唾液に含まれる成分や菌の数を調べることで、歯と歯ぐきの健康や口内の清潔度まで調べることができるのだそうです。
少量の水を口に含ませて10秒間ほど洗口するだけで簡単にできます。
検査結果も10分弱くらいで分かりました。
保険適用外ですが、2,200円程度で受けられるのでオススメですよ。
検査結果はこのような感じ。
〜唾液検査から分かること〜
⚫︎歯の健康
・むし歯菌
むし歯菌が多いとむし歯になる可能性が高くなります。遺伝的なこともあるそうです。
私の場合はなんと1。生まれ持ったものなのかもしれないですが、たしかにあまりむし歯になったことがありません。
・酸性度
口腔内のpHは唾液によって調整されています。唾液の酸性度が高いほど、むし歯になりやすいことが分かっています。
・緩衡能
酸性になった唾液を中性に戻そうとする力。この数値が弱いとむし歯になりやすいことが知られています。
⚫︎歯茎の健康
・白血球
歯肉炎になると、白血球が多くなります。
・タンパク質
血液には多くのタンパク質が含まれています。そのため、歯周病により歯ぐきから出血しているときには、口の中のタンパク質の数値が高くなります。
⚫︎口腔清潔度
・アンモニア
唾液中のアンモニアが多いと、口臭の原因に。
舌磨きやマウスウォッシュで予防できるのだそう。
正しいブラッシング&フロスの方法
歯磨きの方法
奥歯のほお側は、口を閉じ気味にし、歯ブラシの柄で唇のはしを軽く引っ張るようにして、奥歯に歯ブラシをあてます。
ブラシが半分程度歯茎があたるように磨くのがポイント。
歯茎まで磨くことで、歯周ポケットにたまった汚れも取ることができます。
奥歯の舌側は、前歯の中央付近から、歯列と平行になるように歯ブラシを入れます。
奥歯の奥は、歯ブラシのつま先(先端部分の毛先)をあてます。
前歯のでこぼこしている歯は、1本1本に歯ブラシを縦にあてて毛先を上下に細かく動かしましょう。
前歯の裏側も歯ブラシを縦にして磨きます。
歯ブラシのかかとを使うのが効果的です。
フロスの方法
フロスを使うことによって、歯ブラシでは落としきれなかった汚れを落とすことができ、歯垢除去率がアップ。
歯と歯の間にフロスを入れたら上下に動かし、隣り合った歯の両方の面を2〜3回磨きます。
一日に一度習慣化すると良いでしょう。
オーラルケアで美しさだけでなく、健康な体を手に入れよう
美しい口元は、もちろん顔の印象を整える上で大切ですが、全身の健康を維持するためにも重要です。
普段のオーラルケアが疎かになっている方は、これを機にケアを見直してみては?