「着物警察」にならないで😊他人の着物姿に口を出さない方が良いロジカルな5つの理由
一昨日夜のシーラ・クリフが出演したNHKのテレビ番組「世界はほしいモノにあふれてる「ロンドン KIMONOスペシャル」」、めちゃくちゃ良かったーー!!ロンドンで着物生活を送っているわたしにとっても、「うんうん、まさにこんな感じ💓」と納得のできる内容でした。
見逃しちゃった方は再放送もありますよ♪
再放送[NHK総合1・東京] 2020年10月20日 午前1:00 ~ 午前1:45 (45分)
ただ、「着物ってキチキチに品行方正に着るものでしょう?」という感覚の方にとっては、黒羽織をストリートファッションにしたり、シーラみたいに着物をブーツやピアスと組み合わせて楽しんだりというのは驚き、場合によってはショックかもしれませんね。
それだけでなく、街をゆく若者や外国人観光客のコスプレ的な着物の楽しみ方、衿合わせが逆の人たち、格を間違った着物コーデ、そういうのを見て、「一言いいたい」と感じてしまう人は、まあけっこういるのでしょう。
その中で「相手に向かって実際に言っちゃう」方はかなり少ないと思いますが、「言っちゃったことがある」「言いたくてたまらなくなる」そんな、いわゆる着物警察さんと着物警察予備軍さんに向けて、今日はそういう方がおそらくまったく気づいていない5つの視点について書きます。
①外国人のほとんどは着物をモノとして見ていて、それは昔からそう
イギリスでは19世紀後半に着物が富裕層の女性たちの間で大流行しました。その着方はまさに自由奔放。ガウンのようにふんわりと羽織ったり、インテリアとして使ったりすることが多く、日本式の着付けで着ていた人たちの方が少数派です(※これについてはまた別記事で詳しくご紹介しますね!)。
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