着物文化はひとつの言語:その②着物の柄にはほぼすべて意味や由来がある!
このシリーズの「はじめに」「その①」は上のリンクからどうぞ☆
前回書いたとおり、着物コーデはほとんどすべての場合において、季節をほんの少し先取りしてお伝えするいわば「季節の挨拶状」のようなもの。
俳句に必ず季語が入るように、日本語の手紙は必ず時候の挨拶から始まるように、料亭の日本料理に必ず旬の食材が取り入れられるように、お能や歌舞伎の演目は季節にちなんだものが選ばれるように、着物には季節感は欠かせない存在なのです。
その「季節感」だけでコーデを成立させることもできますが、多くの場合、とくにフォーマルな着物を選ぶ際にはほぼ必ずそれ以上の意味を込めます。
その柄の意味を知ったとき、着物は語り始める
そもそも、着物の柄にはほぼすべて意味や由来があります。パッと見て推測できそうなものもあれば、知識のない人にはまったくわかりえないものもあります。まずはいくつか例を見てみましょう。
ここから先は
2,019字
/
6画像
¥ 200
期間限定!PayPayで支払うと抽選でお得
この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?