今年はいよいよ夏休み 何をしようか
40日もあると、永遠に休みが続くような気がした。それが、夏休み。大人になると、たとえ40日あってもいつかは終わりが来ることを想像できるし、その想像は、同時に夏休みが終わったときの虚無感も想像できてしまうから、やっぱり大人になんかなりたくないわと思わされてしまう。
先のことを考えずに目一杯遊びたい。学生の頃のように。と、思えるのは、やはり大人だからなのだろう。スターをとったマリオのようだったあの頃の自分に、言ってやりたいことは山ほどあるが、冷静に振り返ってみると、未来から自分が現れたとして、果たしてちゃんと話を聞いたかというとこれまた疑問。そんな自分が悲しくなっちゃう。
そんな自分にも、少しだけではあるが夏休みが訪れようとしている。緊急事態宣言みたいなものが出るらしい(みたいなものというのは、名前の一部が変えられているのだが、よくわからないため)ので、県外への移動は自粛とかになるのだろう。お盆と言えば帰省なのだが、これも慎重に検討して実行せねばならない。
そうすると、もしかしたら時間があるのかもしれない。
行きたいところはたくさんあるのだが、いざ休みになってみると何をしたかったか覚えていない。まるで、あの漫画、あとでまとめ読みしようと心に誓って、何の漫画を楽しみにしていたか忘れてしまった時のようだ。それは本当に悲しい。損した気分になる。
そして、夏休みとなると、昔のクセで長い休みであると思い込んでしまうので、立てる計画が無茶なものになる。これは、中坊と同じ思考だ。あれやってこれやってそれもやって……。無理。朝は7時起きてなんて、そんなところからもう無理。だって休みなんだもん。で、最初の計画が頓挫して、もう萎える。
何より、こんなことを毎年夏に思っている私。
今年こそ、って何回言ってんのさ。
いや、今年こそ。
で、何しよう……。