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インドの大学の寮生活

私はデリーの南の方、いわゆるサウスデリーにあるジャワハルラール・ネルー大学(通称 JNU)に通っている。そして大学内の寮に住んでいる。

大学の周りは治安が悪く、女の子が住めるようなところは少し家賃が高い。大学内なら安全だし、半年光熱費、水道代込みで家賃が5000ルピー(日本円で7000円くらい、破格!)だったので、寮に住むことにした。

どこの寮がいいか、何人部屋がいいかなどは自分で決めることはできない。私にはSHIPRA HOSTELという寮の部屋が与えられた。SHIPRAとはマディヤ・プラデーシュ州にある川の名前だ。JNUの1つ1つの寮には、インドの川の名前が付いている。

私は日本から来た留学生という枠組みに当てはめられ、同じ枠組みのふたりのルームメイトと同じ部屋に住むことになった。

初めて部屋を観た時、こんな状態だった。

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12畳ほどの空間の中に、机が3つとベッドのようなものが3つ。勉強する環境が整っているとはとうてい思えなかった。しかも部屋の上の方は壁がなく開いていて、虫は入ってくるし外とほとんど一緒の状態だった。え…ここに住むの?

とりあえず板の上では寝られない、ということで私たちはまずマットレスとシーツ、まくらを買いに行った。全部でひとり1000ルピー(1500円)くらい。

自分たちの手でどうにか部屋を掃除しようとも思ったが、天井についているファンにまでは手が届かない。これから長期間ここに住むんだからモチベーションをあげたいよね、ということでUrban Clapというアプリでお掃除屋さんを呼んだ。天井から机の中までぜーんぶ掃除してもらって、4000ルピー(6000円くらい、3人で割り勘したのでひとり2000円)。

壁に穴が開いていては虫が入ってきてしまうので、私たちは蚊帳を張った。蚊帳とはその名の通り蚊を避けるためのもので、トトロに出てくる布団を覆っているやつ。あれを地道に切って張る作業をした。

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完成形がこちら。めちゃめちゃ頑張った。大きな蛾などは入ってこなくなったが、蚊は入ってくるので毎晩Odomosというインドの蚊よけを塗って寝なければならない。それでも刺されるけれど。

トイレ、シャワーは共用。トイレは流れづらいので、横にある水道の水を駆使して頑張って流す。シャワーは壊れていて、お湯が出ない。冷蔵庫など電力をくってしまう家電は置くことが出来ない。冷たい水が飲みたいときは1階の冷水器から持ってくる(部屋は4階)。私たちは三人部屋には風力が足りない送風機と、ケトルを購入した。電源タップは1つしかなかったので、タコ足を2つ繋いだ。

そして現在の部屋がこちら。

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だいぶごちゃごちゃしているが、住みやすくなった。さっきの画像と比較すれば、私たちの工夫が分かってもらえると思う。

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こちらが私のパーソナルスペース。机の上にはシャンプーやカレーを食べるためのスプーン、チャイを入れるためのマグカップなど必需品が置いてある。

ちなみに洗濯機はないので、手洗いすることもできるが私は週に一度まとめて洗濯屋さんに頼んでいる。一回200ルピー(350円)くらい。

私のインドで住んでいる環境はこんな感じだ。日本で普通にあったものがないし、あたりまえにしてきた生活ができない。この生活をしていて何か得ることができたかはわからないが、強くなったと思う。この先どこへ行ってもきっと大丈夫だ。

今日も読んでくれてありがとうございました。今日の文章は終わらせ方がわからなかった…。




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