汚染されたデリー
噂には聞いていたが、デリーは大気汚染の問題が深刻化する季節になってきた。このくらいの季節から寒くなるにつれ、大気汚染がひどくなり、デリーの空港の飛行機の離着陸にも影響するらしい。
『デリー 大気汚染』で調べても、出てくる情報はまちまちである。デリーは世界で2番目に大気汚染がひどい、大気汚染がひどい地域のワースト5は全てインドにある…。
どれが正しい情報かわからないので、私が目で見たことだけを伝えたい。今日のデリーの様子はこんな感じだ。
一見、曇りにも見えるが、今日のデリーの天気は晴れだ。空気が濁ってしまっていて青空を見ることが出来ない。
そして、iPhoneの天気では、『晴れ』や『曇り』と天気が表示されるところが『空気質: 深刻な汚染』となっている。
Diwaliというヒンドゥー教のお祭りで人々がたくさんの爆竹を使ったことや、車の排気ガス、工場から出る煙などが原因だろう。
100m先も見えない…ということはないが、私の感覚だと200mくらい先の建物や高いビルは白いベールにすっぽり覆われてしまっている。まるで違う星に来たかのように感じられる。
私がデリーにいる間はこの汚染は続くだろう。白く濁った空気の中を歩いていては気分も沈んでくるし、やる気も出ない。青空や太陽光のありがたさを痛感する。
そしてもうデリーで青空を見ることはできないのか、と思うと悲しくなる。