
簡単な方法で画力アップした
私はyoutubeの「チャンネルドアノブ」というチャンネルで漫画動画をアップしています。
(最近の動画「三蔵法師玄奘ものがたり(7)成都脱出)
漫画というか紙芝居みたいなもんです。
美大に行ったとかそんなんじゃないので、素人です。
画力アップの方法
でもずっと描いているうちに人物像の画力がアップしました。
それは二つの方法をやったことです。
1、トレースすると人体がわかる
1つは、描きたい人物に似た人の写真をトレースすることです。
iPadのプロクリや絵画ソフトに写真をとりこんで、人物の写真をなぞるのです。すると、「人の自然な姿勢、身体の仕組み構造」がわかるようになります。
なぞるのは、絵の邪道だと思っていましたが、いざやってみると、
「あ、首から肩ってこんな曲線なんだ」
とか
「この顔の方向と胴体のねじりは、こういう風になっているんだ」
というふうなことがわかるようになります。
何回かトレースすると、今度は自分が白紙の状態で、同じポーズの人物を描いてみると、うまく描けるようになります。
2,絵を反転させる
2つ目の方法です。
いったん描いた人物を左右反転させてみるのです。
(上の2枚は反転させてチェックしながら描いたものです)
プロの漫画家のテクニック
これは一流漫画家のアトリエを撮影したNHKの「浦沢直樹の漫勉」でも
何人かの方がされていました。
時々紙を裏返して、おかしくなっていないか?をチェックする、のだそうです。
これ、実際にやってみると、
左右の肩の位置とかデッサンの狂いとか、すごくよくわかります。
人物を撮影するとします。
その写真は左右反転させてもおかしいことはないでしょう?
でも描いた絵は反転させたとたん、「おかしい、変だよ」となることがあります。
「ここがおかしいな!」と思ったら、その時点で直してみます。
それから元の方向に、再度反転させます。
すると元の絵がすごく良い絵になっているんです。
そんな感じで、自分なりに絵を直していくうちに、自然に画力があっぷしてきました。
目標はほっとする絵
目標はうまくなることではなく、
見てほっとする絵というのを目標にしています。
うまくなることを目標にしてはいけない、と思っています。
うまいけど見ていると疲れる絵というのもあるからです。