太陽獅子座と月獅子座の違いー立花孝志さんと折田楓さん
斎藤知事陣営ー公職選挙法違反かーーこんな記事が出ています。斎藤陣営が依頼したのは選挙ポスターに関することのみで、法には触れていないという見解が出された一方、さまざまな物議を呼んでいます。現時点では、これが法的違反に当たるのかどうかはさておき、占星術の視点から大変興味深いものがあったので取り上げてみます。
今回の騒動を引き起こしたのは、折田楓さんという若き女性社長が発信したnoteの記事。それが全ての発端でした。(該当記事は残っていますので、ご興味のある方は検索してみてください。)選挙の裏方に携わった者は決して表に出てはいけないーーそれが政治世界の暗黙の了解であり鉄則であるようです。
そりゃあ、確かにそうだと思います。いつどこで足を引っ張られるかわからない政治の世界。それに関わった者の小さな言動が信じられないくらい拡大していくことは素人でも予想ができます。でも、折田さんは表に出ちゃったw私、こんなことをしましたよーーって派手にアピールしてしまった。正直、あちゃーーーと思いました。
悪気がないのはわかります。経営者として会社を維持しなくてはならないし、アピールする力も必要です。でも、社会人として現在の情勢が見えていなかったことは否めません。SNSでも、自己顕示欲と承認欲求が強いキラキラ女子のやらかしーーそんな強めのコメントで溢れています。でも、一人だけ擁護しているのが立花さんです。
自己顕示欲、承認欲求、何が悪いのよ、素晴らしいことじゃないですかーー立花さんはそう仰っています。みんなが激しく彼女を叩いている時に、擁護してくれる人が登場したことに少々ホッとしました。ご本人も追い詰められるでしょうから。
占星術の話に戻りますが、折田さんの記事を読んだ時、この方はおそらく月獅子座に違いないだろうと思いました。生年月日を調べてみると、0時から14時過ぎまでに生まれていたら月獅子座、それ以降だと月乙女座でした。月獅子座である可能性は6割というところです。月獅子座であればという前提でお話を進めます。
もし、彼女の月星座が獅子座であれば、今回の騒動を引き起こしたのは「月の暴走」と言えます。自己顕示欲・承認欲求万歳と言う立花さんは太陽獅子座です。太陽と月。なんと分かりやすい図式でしょうか。立花さんもアピール上手です。臆することなく自己表現ができる方です。どんなしんどい状況であれ表舞台に出ていくことで生き生きとしてくる。これが太陽の獅子座です。
太陽獅子座の立花さんも自己顕示欲が強いですが、それはあくまで「公のため・公益と正義のため」です。自分の個性を活かすことで全体の利益に向かうのが太陽の力です。でも、基本的に月は自分のためにしか使えません。折田さんが叩かれたのは「私を見て、私すごいでしょ」という自分に向かうエネルギーを爆発させたことで、その幼稚さと自分本位さ(という月が持つネガティブ面)に世間が辟易したからだと思います。
それをアピールしても誰も得をしない状況、斎藤陣営に悪影響が出るかもしれない状況であることは容易に理解できるはずなのに、これをやってしまったところが月獅子座の暴走です。特に折田さんは太陽が射手座ですから、本質的自己から発するエネルギーを大人として使えたならば、このような稚拙な行動に出るはずがありません。しかし、誰も折田さんだけを責めることはできないでしょう。月の暴走は多かれ少なかれ、誰でも必ずやってしまうことだからです。
このように月にはとても恐ろしい側面があります。月欠損論が全て正しいとは思いませんが、マドモアゼル愛先生が伝えたかったのは<月を野放しにすると人生を台無しにしてしまう>という事実だと感じます。月のネガティブ面を取り上げたことは素晴らしい功績だと思います。
月は自分の内的世界を満たし守るための力です。でもそれに囚われすぎると、大切なものを見失い、自分を見失う可能性があるのです。月のサインに関することはそれに囚われない、手放す視点が重要です。一方、土星はそのサインに関することから逃げず、どこまでもやらねばならない事ーーなのです。
月獅子座であれば、人から認められること、すごいねと思われることで自分の価値を感じようとしないことが大切です。月の幼稚さは他者から見たら一目瞭然でわかってしまう事だから、隠さないで手放す。人の評価、世間の評価、外側の価値観ーーそんなことに自分の価値を預けないこと。
月は大事なものですが、月に主導権を与えると太陽(本質・社会的評価・能力や才能)までが台無しにされてしまうことにもなりかねないーーそれを教えてくれたことに感謝して、我が身に置き換えて反面教師にすべき出来事だと感じました。斎藤知事はもとより、折田さんの未来に幸あれ。失敗や未熟さを許し合える社会にしましょう。