![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/164728814/rectangle_large_type_2_bcb0c482386d438a01bff9c813d74510.png?width=1200)
Photo by
mayumitakaoka_pc
火の哀しみ
火のサイン(牡羊座・獅子座・射手座)の人はすぐに泣く。自分のために泣くことは少ないかもしれない。でも、人の痛みや苦しみや深い思いに触れたら涙がこぼれ落ちる。電光石火のように反応して震える、敏感で柔らかいハートを持っている。意外なようだけど、火のサインは人の気持ちがとてもよくわかる。だって、水=感情がそのモチベーションだから。
でも、自分の本質は火=情熱だと知っているから、涙を隠そうとする。特に火の太陽を持って生まれてしまったのなら、「みんなを励まして勇気づけること」が自分の役割だと本能的に知っている。だからこそ、決して涙を見せたくはないのだ。声にも出さず、無表情のまま、涙が流れ落ちる。
そして、次の瞬間、何かを吹っ切るようにしてまた前を向く。私が私であるために、胸に宿る情熱というこの炎を消すわけにはいかないのだ。感情に浸って、その歩みを止めることなどできないのだ。だから、私は可能性と理想に向かって歩き続けるーーそうやって自分を奮い立たせ、生命の炎を灯し続ける。
それはみんなの歓喜する姿が見たいから。生きているって最高だと、自分として生まれてきてよかったと、全ての人にそう感じてほしいから。みんなの魂が打ち震える姿が見たいから。だからこそ、感情にしがみつくわけにはいかない。いつだって、大丈夫だよと言い続ける。そして、本当にみんなを大丈夫にしてしまう。それが火の力。
善行は隠れて行うものーー日本人が大切にしてきた陰徳の精神。神は知っている。あなたが陰徳を常としていることを。自分の悲しみや苦しみは決して人に見せないことを。世界に喜びが広がることを願い、いつも自分を鼓舞していることを。あなたの涙は誰にも見せなくてもいい。神がその涙を拭ってくれるから・・・