小惑星セレス
今、小惑星が熱い!!!
ということで、今回はセレスです。
ギリシャ神話におけるセレスは<豊穣の女神・デメテル>です。マドモアゼル愛先生の恩師でもあられる石川源晃先生の御著書には「セレスは植物的生育を示す」とあります。植物の愛、太陽の愛、地球の愛・・・
プラネットとはプランツ・ネットワーク(植物の網・植物に支えられた星)のことではないか?と、ユリシスは考えているのですが、地球を支えている基盤が植物ですよね。そこにエゴはありません。ただ「育てる」という純粋意識が存在しています。
真夏の炎天下、木陰に入ると別世界のように温度が下がり、本当に救われます。植物がいなければ、私たちは生きていけません。つまり、セレスは生命を支える根源的な愛を司る小惑星です。それも、無条件の愛・無償の愛に近いものです。個々人において、その<女神的な無償の愛>がどのように現れるのか?その入り口なるものを示しているのが小惑星セレスの星座サインとハウスです。
他に、セレスの象意には「母性・献身・教育・栄養」などがあり、私たちがどのような要素を重要視して精神性や人間性を育てられたか?また、どのようにして、人を導き育てるのか?を示しています。ここに、人それぞれの違いと多様性が現れますので、とても面白いです。
そして、石川先生は、4大小惑星を次のように大別しています。セレス・パラスはベネフィック(吉星)、ジュノー・ベスタはマレフィック(凶星)であるーーそうなのです!セレスにおける「拘り・捨てられない価値観」は、エゴイスティックなものではなくて、魂からコンコンと湧き上るような、決して消えない、その人独自の無償の愛の顕れと呼べるものなのです。
通常、セレスが示す「母性・無償の愛・養育する愛」は親から教えられます。親から教えられない場合は、先生や友達、人生のどこかで出会う<誰か>に教えられます。
私と母は性格がかなり違うため、30代後半までは、ぶつかり合うことが多かったのですが、セレスについては、明らかに母から教えられ伝授されました。改めて、有難いことだなと胸がジンとします。
私のセレスは山羊座で3室にあります。ぼーっとしていてマイペースな子どもだったユリシスは、「ぼーっとしないで早くしなさい」「しっかり現実を見なさい」「何事も継続して結果を出しなさい」と、繰り返し言われ続けました。さらに、「自分が得意なこと、できることは何でも教えてあげなさい、お友達を助けてあげなさい」とも言われていました。その「愛の形」が、その後の人生で、どれほど私を成長させてくれたか、計り知れません。
また、私は、後輩や部下に対して、厳しい指導をするタイプだという自覚があります。それは<実利を出すこと、結果を出せる実力を身につけさせることこそが、相手のためになる>という信念ゆえです。人を助けるのなら、綺麗ごとよりも、お金や物質、或いは、実利・実益となるものを差し出すタイプでもあります。これらの性質が山羊座のセレスから来ていることは、間違いないと感じます。
双子座のセレスなら<自由に柔軟性のある臨機応変な知恵と意志疎通を教えよう>とするでしょう。蟹座のセレスなら<ホスピタリティに溢れた温かい愛情と繋がりによって人を育てよう>とするでしょう。射手座のセレスなら<高い精神性を教え、人生を渡っていくための大きな視野を獲得できるように人を導く>でしょう。水瓶座のセレスなら<個性を尊重して、ありのままの自分を愛することを教えよう>とするでしょう。
セレス、豊穣の女神ーーすべての人が意識の内側深くに持っている美しき母性愛の形です。
いやあ、人間って、素晴らしいですね♡