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アクエリアス・エイジの幕開け〜全てをスクラップする天王星

○西暦2000年頃に宇宙的春分点が魚座から水瓶座に移動=水瓶座時代(アクエリアス・エイジ/黄金時代)※2000年周期

○2020年にグレートコンジャンクション(木星土星の合)が水瓶座(風のサイン)で起こったこと&ミューテーション=風の時代※240年周期

○2024年11月20日に本格的に冥王星が水瓶座入りしたこと=冥王星水瓶座時代※250年周期


この3つの変化が同時にやってきているのが今ですね。実際のところ、何年何月何日を<アクエリアス・エイジの始まり>とするのかは不明とされてきました。(宇宙的春分点の移動を確認できないからです)でも、世界の情勢を見れば、11月20日の冥王星水瓶座入りを以って、以降2000年続くアクエリアス・エイジが幕を開けたーーそう言ってしまってもいいと思います。


とにもかくにも新しい時代、おめでとうございます。私たちはたった今、アクエリアス時代を生きています。



詳しくは下記の記事をご参照ください。



真の水瓶座的価値観が根付く社会の実現は、土星が水瓶座入りする2050年以降になりそうですが、そこに到達するまでの一つ一つの変化は目にみえるものになると思います。徐々に変化するというよりも、劇的な変化が多発する流れが見えていますね。これから、私たちは新しい時代に適応していくための様々な課題に直面していきます。既存のやり方や価値観を変えるのは創造的で楽しいことである一方、相当な痛みも伴います。自分に染みついた価値観や考え方を手放すには、かなり苦しいことも起こってくるでしょう。




これまでは地と水の要素が強い時代背景がありました。「これからは自分らしく、世間の価値観に合わせないで、自立して生きていきましょう」そう語っておられる諸先輩方も、どっぷり昭和(地と水)に染まって生きてこられました。人類は「地の保証・水の情」と「風の自由・火の個性」の間で葛藤しているように見えます。まさにこれが時代の過渡期です。



日本を代表する占星術師のお一人・松村潔さんは著書の中で次のように述べています。生前、ルル・ラブアさんは、公に向けてはご自身の考えなど語らなかった。いつも師匠の存在に忖度して、師匠の解釈と異なるものは一切語らなかったーー昭和の時代を知る私でも、これを読んだ時には強い衝撃を受けました。



占星術師は物書きでもあり、発信者でありクリエイターです。ジャーナリスト的側面もありますが、広い意味ではアーティストです。芸術家は自分の魂を表現してこそ芸術家です。それなのに、自分の考えなど一切語らなかったし、語れなかったーーそれが事実であれば、そんなに苦しいことがあるでしょうか。太陽が伸びやかに発揮されようとする時、常に土星が反対側から重石のように自分を押さえつけているような状態です。



でも、実際のところ、多くの人がこれと同じような状況下にあったと思います。会社という重石、家族という重石、家系という重石、組織や社会という重石。世間の価値観という重石、経済という重石・・・生活や家族を守り、現実を生きていくためには、<重石>に従うしかない時代。私自身、この世で最も苦しいことは自由を奪われることだと思っています。本当の想い、本当の願い、本当の自分を表現できないこと・・・それ以上に苦しいことがあるのでしょうか。



縦社会、縦構造の世の中は全てこのような「見えない忖度ありきの様相」でした。これは占星術界に留まらず、社会の全てがそうだったのです。師弟関係ありき、上下関係ありき、忖度ありき。これをまだやっている(やろうとする)のは時代錯誤でしかありません。



組織やお上の後ろ盾があると心強いでしょうし、良い面もあります。でも、本当に言いたいことは言えませんどうしても<本当の自分>を表現できなくなるのです。私も昭和的価値観の時代を経てきているので、とてもよくわかります。地の安定と水の情的(忖度的)繋がり、それを失うと生きていけないーーそれがこれまでの時代の価値観だったのです。




土星は安定した現実を作ります。それを壊すのが天王星です。水瓶座の守護星は天王星ですから、地の要素を超えて、風の要素の強い改革が始まるということを意味しています。太陽が土星からも天王星からもアスペクトを受けている場合、土星が苦労して作ったものを天王星が容赦なく壊していくーースクラップ&ビルドの人生になります。作っては壊され、また作っては壊される・・・土星からしたら大変です。こっちの身にもなってみろや、しんどいわ!です。



天体にはヒエラルキーがあり、遠い天体の方が強いのです。土星は天王星に反抗できません。天王星の手の内の中で動かされるのが土星です。でも、天王星には現実(土星の作ったもの)を破壊するだけの意図があります。天王星は意味もなく破壊を起こしたりはしません。天王星は「真実ではないもの」を壊します。そして、「本当のあなた」はどこにあるのですかーーひたすらにそれを問いかけ、私たちに魂の声に気づかせようと働きかけます。




これからの時代は紛れもなく、この天王星の働きが強くなってきます。魂の願いに沿って生きる時代です。土星以降の3つの天体(天王星・海王星・冥王星)が発見されたのは、人類史から見たら、まだまだ最近のことです。土星と天王星の間には簡単に越えられないバリアのようなものが存在しています。それは私たちを守るため、保護するためのバリアです。



土星までの天体が現実を司るのに対して、天王星以降のトランスサタニアンは霊性を司ります。霊的でスピリチュアルな星たちです。現実という学びをクリアしていないのに、スピリチュアルに進むとどうなるか。人生がしっちゃかめっちゃかの大混乱になります。だからこそ、土星はバリアを張って、私たちをギュウーッと締め付けて、しっかり現実を学ぶようにと働きかけます。本当のスピリチュアルとは当たり前のことが当たり前にできる人のことです。



自分の仕事に責任を持つ、毎日を秩序だって生きることができる、約束や役割を果たす、時間を守る、嘘をつかない、人の気持ちが理解でき他者と調和できる、今やるべきことに誠心誠意尽くすーーそんな当たり前のことができることーそれが土星の課題をクリアしているということであり、真のスピリチュアルだからです。



私たち(の集合意識)はそこをクリアして、スピリチュアル=霊性の次元に進んでいいという宇宙的許可を得たのです。その印がアクエリアスエイジの幕開けです。どなた様も本当のあなたを生きてください。古きものが壊れるのを恐れることなく、渾身の勇気を胸にあなたの真実を生きてください。真の自由を獲得してくださいーー天王星をはじめ、トランスサタニアンはそのように語りかけています。



私は自由と真実が欲しいです。自由の素晴らしさに比べたら後ろ盾や保証なんて、私にとって全く価値を持ちません。私たちの大多数が本当に欲しいものは、お金でも名誉でも安定でもないはずです。それは自由と真実を生きるためのツールに過ぎません。稀有な時代の変わり目に生まれ合わせたことを千載一遇のチャンスと捉え、全ての人が自分らしく輝いて生きる時代を創造していきたいと熱く願っています。


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