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水瓶座時代〜嘘をつかない真にフェアプレイな生き方

水瓶座の本質は「自由・平等・博愛(友愛)」と表現されます。誰の自由も奪わない自由ーーこれはかなり難易度が高いです。誰のこともジャッジしないで、尚且つ、私もあなたも自由であるという状態ーーそれは善悪というステージから一段高い場所にある第三の意識状態に至ることを意味しています。


私の自由・みんな平等・地球の多様性を主張しながら、誰かや何かをジャッジしている時点で、自由と友愛から最も遠くなってしまう。これを繰り返してきたのが人類の歴史・戦いの歴史でもあります。どうしたら私たちは水瓶座的第三の視点を得られるかーー



今、私の住んでいる兵庫県は今週末に県知事選を控えていて、ものすごく熱いです。一票の重み・有権者の責任というものを、これほどリアルに感じる選挙は初めてです。民主主義なるものの本質を、イヤでも我がこととして感じざるを得ない「全員参加型の選挙」です。米国の大統領選がそのまま圧縮されているようにも感じます。たまたま兵庫県がそのトップバッターになったに過ぎず、今後、日本中で同じことが起こってくる可能性もかなり高いと思われます。



よく「右・左」「保守・リベラル」という言葉で思想的な立ち位置や政治的理念が語られますが、立花さんが「最高にわかりやすい説明」をされていました。右とは「一番お金を稼いでくるお父さんが資本主義世界では一番偉いので、お父さんの夕食メニューは一品増やそう」という考え。一方、左とは「お母さんも子どもたちも同じだけの権利と報酬を与え、できるだけフラットな構造にしていこう」という考え。



もう少し詳しく言うならば、「資本主義社会と法治国家の中で最大限の自由と権利を追求して生きることを目指す(個々人の自由を大事にした生き方)」ーーこれがざっくりした右派です。反対に「個々人が許されるだけの自由と権利を謳歌して生きることよりも、弱者や不平等が生まれない社会の実現を目指す(全体の平等性を大事にした生き方)」ーーこれが非常に大雑把な左派の定義と言えそうです。



立花さんの説明が素晴らしいなと感じる理由は、そこに「善悪や優劣(のエネルギー)が存在していないから」です。使い古された「右と左」という概念にはどうしても「私は左なので右は間違っている」「俺は右なので左は劣っている」というジャッジメントが染み付いています。立花さんご自身は右寄りの考え方であり、斎藤さんの左寄りの考えに賛同しているから助太刀しているわけではないと。そんなことはどうでもよくて「とにかく僕は嘘が嫌いなのだ」と。



私自身は左寄りの思想です。いくら自由意志を行使してもいいからと言って、結果的に莫大な格差が生まれる社会は非人道的であると感じるからです。でも、右寄りの人たちが大事にしているのは「権力やお金の力だって自由に使えばいい、最大の自由と権利を謳歌して生きているだけ、一度きりの人生、思うように生きてやろう、高みに上がってやろう」ーー



そのような主義であると考えると、確かにどちらが善いも悪いもありません。右であろうが左であろうが、自分らしく精一杯生きようという姿勢、生命としての存在の重みは同じだと思います。右であろうが左であろうが、それぞれに苦労があります。与えられた人生に精一杯立ち向かう姿勢はどちらも尊いです。



水瓶座時代は「自由・平等・博愛(友愛)」です。たとえ社会的に力の弱い人が苦しむ構造であっても、やっぱり、右も左も同列なのです。地球上のすべての理念や考え方は等しく尊いのです。だからこそ、新しい時代は<私たち一人一人が善悪や優劣の概念を手放す>ことから始まります。それは視点を一つ上げるということであり、もはや時代の基軸は善悪という物差しには存在していないと言えます。



では、水瓶座時代の基軸とは何か。それは「嘘をつかない」ということです。右でも左でもいいのです。どちらでも同じだけ価値がある。でも、一つだけ無視できない物差しは「真実であること、フェアプレイであること」です。右の価値観を大事にする人がお金や権力を追い求めて、それをとことん愛してもいいです。好きなだけ高みを目指してもいい。でも、守らなければならないことはそこに「ズルや嘘を入れない」ことです。



事実ではないことを報道したり、真実を歪めてまで勝とうとしないこと。個々人に自由意志や考える力を与えず、権力や数の力を使って動かそうとはしないこと。まさに偏向報道や策略や組織票がそれに当たります。フェアにやるならばなんでもいい。



トランプが勝利したのは水瓶座的基軸(Z軸・第三の軸)が働く時代になったからだと思います。水瓶座は「みんな自由、みんな尊い」ことが前提であり、そして『自分だけが良ければいいという嘘・矛盾・真実でないこと』を最も嫌います。これまでのようなフェアではないやり方がまかり通らない時代になったのだと感じます。




横軸(X軸)は価値観の軸、縦軸(Y軸)は生命力の軸。これまでの時代はこの二つだけを基軸にしていたので、どちらが正しいか、どちらが強いか、どちらが得かが物差しになっていました。でも、水瓶座時代の基軸はZ軸=真実かどうかです。土星までの目に見える物質世界に、天王星が目に見えない精神性と霊性を持ち込んだのです。



これからの時代と共鳴して幸福に生きるためには「自分自身にも嘘をつかないこと、他者や世界に対しても嘘をつかないこと」ーーその一点だと思います。それは「内なる良心に従うことであり、己の魂に嘘をつかない生き方」です。誰かの考えや価値観がどうであるのかは関係ありません。その時、私たちは善悪の戦いから下りて、霊性のステージに入ることができるのではないでしょうか。

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