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<労働条件通知書Q&A>助成金申請時の添付書類で気をつけることは?

(写真)うちのユリオプスデージー@EM(有用微生物群)育ち


<労働条件通知書Q&A>



Q キャリアアップ助成金賃金規程等改定コース申請に向けて、労働条件通知書を確認していますが、気をつけることは何ですか?




A 働き方改革のゆりりんです。

特定社会保険労務士の西垣裕里(ゆりりん)です。

さて、

2024年4月より労働条件通知書に明示する事項が3つ増えますが、

それはまた別の機会にご説明します。

2024年4月から労働条件明示のルールが変わります ー 厚生労働省|厚生労働省 (mhlw.go.jp)


今回は、2023年10月からの最低賃金の引き上げに先立って、

雇用する有期雇用者の賃金規定において3%以上ベースアップした場合、

キャリアアップ助成金賃金規程等改定コースの対象となります。

その他の要件は、こちら↓

キャリアアップ助成金|厚生労働省 (mhlw.go.jp)



本来であれば、昨年9月の時点で作成交付するものであること、

就業規則は変更済ということを前提に、ご説明します。

助成金の添付書類に限らず、

労働条件通知書あるあるですが、

有期雇用であるにも関わらず、契約期間の表記があいまい。

無期なんですか?有期で採用したのではないのですか?
実質、無期雇用というのがトラブルの元です。

始業終業時刻や所定労働時間があいまい。

主な就労時間のパターンを書いてください。複数あってもいいです。
労働者の都合に合わせて働いてもらっているために、
就労時間パターンが5分刻みで延々とあるものを見たことがありますが、
もう少しシンプルにできますよ。


雇用保険や社会保険に入ったりやめたりする場合

しっかり加入状況を明示してください。雇入れ時のままになっていませんか?


「試用期間」の表示。

これも雇入れ時のままになっていませんか?

二重線で消すか、全て消去してください。


その他、労働条件通知書に必ず明示しなければならないことは、

労働基準法で決まっていますので、今一度ご確認ください。

採用時に労働条件を明示しなければならないと聞きました。具体的には何を明示すればよいのでしょうか。|厚生労働省 (mhlw.go.jp)


(まとめ)

そんなこと、当たり前ですか?

そう、当たり前なのです。

でも、それがほとんどの会社においてできていません。

なぜなのでしょうか。

しかも、労使トラブルにもならない場合も多いです。

なぜなのでしょうか。

労使トラブルにならないのであれば、このままでもいいんじゃない?

という声が聞こえてきますが、

昨今の助成金申請時には、

ほとんどの場合に労働条件通知書を添付書類とし提出しています。

ほとんどの助成金が2か月以内の申請です。

あっという間に過ぎます。

支給要件は満たしているのに、日頃の労務管理が疎かだったために、

申請を断念することだけは避けたいものです。



「人手不足を嘆く前に、職場環境を整えませんか?」
ゆりりん社会保険労務士事務所
ゆりりん行政書士事務所
年中 月火木土8~18時
西垣裕里(ゆりりん)
特定社会保険労務士
特定行政書士
精神保健福祉士
年金アドバイザー
認定ラフターヨガコーチングコーチ



(お知らせ1)労働条件通知書


ダブルチェックいたします。
ご相談ください。


(お知らせ2)就業規則


「もう何年も何もしていない。。。」
実態に合わせた就業規則が必要です。


(お知らせ3)日頃の労務管理

日頃の 労務管理 ができていると、
万一の 労災請求 や傷病手当金、
また助成金申請の際に対応がスムーズです。
労務管理力は、危機対応力です。
特別な福利厚生よりも大切です。


(お知らせ4)ご相談・問題提起


働き方のこと。
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年金のこと。
相続のこと。
遺言のこと。
ラフターヨガのこと。
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このQ&Aにて順番に対応しております。


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