<働き方改革Q&A>子持ち様、子なし様問題について、ゆりりんは、どう思う?
(写真)黄瓜の花@家庭菜園。苗を頂きまして。
<働き方改革Q&A>
Q 子持ち様、子なし様問題について、ゆりりんは、どう思う?
A 働き方改革のゆりりんです。
特定社会保険労務士の西垣裕里(ゆりりん)です。
「子どもを理由に欠勤・遅刻・早退」する社員問題について、
お互いさまでは解決にならないし、
全社員に対して年休取得促進はもちろんではありますが、
それだけでは解決にならない。
う~んと悩んでいたところに、本書に出会いました。
岩井俊憲著「みんな違う。それでも、チームで仕事を進めるために大切なこと」
ディスカバリートゥエンティワン2022
この本に出会いました。
今回は、この本からの気づきを回答としたいと思います。
(目的)
みんな違うが、それでもチームで結果を出すためにはどうしたらいいのか。
(気づき:引用)
①「課題の分離」だけに留まらず、「共同の課題」を通して、
②あなたが所属するより広い共同体のために
③どう考え、どう行動すれば建設的な対応になるのか?(目的・目標)
(TODO)
上記気づきに基づいて、TODOを書くと、
①リーダーやトップが、社員間の不満を「社員個人の課題」と分離してしまい、「我が社の共同の課題」としていないのでは。
②会社社会の外側には、地域社会があり、地域社会の外側には、日本社会がある。その外側には、世界がある。日本の発展や世界の平和は、我が社からという意識がリーダーやトップにあるか。
③我が社の目標は、「○○(売上でもいいと思います。)」
その目的は、「○○」。この目的の中には、必ず日本の未来があるはずなのです。その未来を支えるのは、現在の子どもたち。
リーダーやトップが、②③を明確にしつつ、①の社員間の不満を解決するために、
「とにかく仕組化」した業務指示と社員教育と平行に、
パートタイマー就業者をフルタイムにするなどのキャリアアップを図りつつ、仕事の配分調整をし、
全員が年休を取得しやすくするしかないのでないでしょうか。
リーダーやトップは、「嫌われる勇気」を出して。
不満を持つ社員に我慢を強いるだけでは、問題解決にはなりません。
私が2019年(コロナ前)に、北欧デンマークに視察研修に行った際に、
現地日本人ガイドともこさんに同じことを聞いたのです。
私「日本では、子どもが熱を出すと呼び出しがあるのですが、デンマークではどうですか?」
ともこ「デンマークでも同じです。父母が交代で1日ずつ休んで問題解決します。1日の休暇なので、お互いさまです。」
その後どうするのかを聞きそびれましたが、
きっと日本は、子どもに係り着きすぎるのだ。
確かに1日の休暇ならお互いさまだ。
日本は、いつもだから不満がたまるのだ。
そのデンマーク視察研修にて、同行したひとりは、
大手企業勤務の女性で、「時短勤務者のみの部署」に配属され、
お互いさま風土によって気楽だと言っていた(当時)。
私はそれを聞いて違和感があったものの、仕方がないのかなあとモヤモヤ。
「フルタイム+残業」可能な社員が、スタンダードになっているとそうなる。
(まとめ)
ちなみに私は、子なし様です。
子持ち様だった母に同じ問いをしてみたところ、批判的でした。
なかなか一筋縄ではいかぬ問題ではありますが、
女同士が分断することなく、共同体感覚を持って、
建設的な問題解決を図りたいです。
ゆりりん社会保険労務士事務所
ゆりりん行政書士事務所
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西垣裕里(ゆりりん)
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