研修「中小企業でも導入できる『人事制度構築・運用』マスター講座~深刻な人材難と働き方改革でニーズが高まる人事制度の基本を理解する」
愛知県社会保険労務士会
令和4年度専門コース 労務実務研修
講師:榎本あつし(社会保険労務士法人HABITAT)
「中小企業でも導入できる『人事制度構築・運用』マスター講座
~深刻な人材難と働き方改革でニーズが高まる人事制度の基本を理解する」
第1回「人事制度の考え方」
第2回「人事制度の構築手順その①」
第3回「人事制度の構築手順その②」
第4回「人事制度の運用と評価者研修」
第5回「人事制度の提案方法」
<ゆりりん学び&気づき>
なぜ、人事評価制度の重要性を理解しつつも、
取り組まない企業が多いのか疑問だったのだけれど、
先日、とても象徴的な案件があり納得した。
「Aさんだから、いくら(高額)で。」
これだ。
人に値段がついている。
決して、仕事の出来不出来ではない。
今回の研修での学びは、
そこに姿勢態度も加えること。
確かに、
仕事内容に関しては、
年数が経てばできるようになるけれど、
意欲のないひともいるからね。
もちろん、
トップに気に入られて高額な給与が出るということは、
トップが求める要素を満たしているとも言って、
本来であれば、
それを言語化すべきなのだ。
「う~ん、なんとなく。」
では、不満がでるのは当たり前。
もうひとつ、
今回の研修で目から鱗が落ちたことは、
それぞれの評価点を合計しない、
ということ。
そうね、合計点を付けるとそれありきになって、
何ができて、何が課題で、
どうすれば達成できるかが、
曖昧になる。
会社の今期目標に対して、
社員の個人目標を各人で立てさせるのには賛成だけれども、
それも結果ありきでは白ける。
そこには注意が必要だ。
「重要だけれど緊急度が低い」
ことの代表が、
人事評価制度であることに深く共感した。
この第二象限を制するものが勝つ。
気になったキーワード
:人事制度=緊急ではないが重要
:マネジメント=資源(人・もの・金・情報)を最大限に活かすこと
:姿勢=やるかやらないか
:目的→中長期的かつ全体
:達成可能なTODOスキル
:「成果」「責任」「組織の管理」
:非正規の裁量と責任度合の明確化
:役割等級
:会社が何を大事にするか(手当)
:調整給、経過措置
:衛生要因・満足要素
:実際の役割に合わせるか、今の給与に合わせるか。その理由。
:「成果」「スキル」「姿勢」
:今年度の会社目標(明文化)から個人目標を設定する。主体性の育成。
:こころがけNG、スキルOK(何をどこまで行うか)
:実務+求めるスキル
:毎日目標を確認
:評価点は合計するな
:評価項目は毎年見直す
:今必要と思われる評価項目
:運用委員会(名称自由)へ引きつぐ仕組みを
:評価制度構築は、最重要業務のひとつ→年間スケジュールを守る
:会社目標に近づいているか=運用がうまくいく
:成長実感がないとできる人が退社していく
:記録を残す
:人材育成に関するコミュニケーションが増える
:少し上の目標
:転換点までめげない
:生産性=のこぎりの刃を研ぐ
:目的志向。レンガを積むOR教会をつくるORこの街の人々に慈愛をもたらす
:「見てるよ」ということを相手に伝えるツール。さぼっても何も言われないのは、これが伝わっていない。
:コメント力。評価の理由。来期は、何をどう改善すればいいか。
:ゴール=TOBE(この達成度で評価する)
:プロセス=TODO(必要十分か)
:慣れていないから大変に感じる
:姿勢態度は、やるかやらないか。
:人材育成・業績向上が目的
:目標達成システム