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「コロナを機にその当たり前を見直す」 今日のゆりりん2021.4.15

「コロナを機にその当たり前を見直す」
今日のゆりりん2021.4.15

コロナはチャンス!
楽しく仕事していますか?
特定社会保険労務士
西垣裕里(ゆりりん)です。

今日は、
1, ルイーズ・スピルズベリー文・ハナネ・カイ絵・大山泉 訳・佐藤学 解説「ルールと責任 今、世界はあぶないのか?」評論社 2020
2, 青野慶久著「会社というモンスターが僕たちを不幸にしているのかもしれない。」PHP研究所 2018
3, 富永京子著「みんなの『わがまま』入門」左右社 2019
<引用・気になったキーワードなど>
1,「だれかが不利益をこうむる不公平なルールがあった場合、そのルールをつくり直すか廃止する必要があります。」
2,「変わろう、動こう。」
3,「どうすれば私たちは日々感じているモヤモヤやイライラを超えて、自分を解放し、だれかを助けられるような『わがまま』に優しくなることができ、『わがまま』を言えるようになるのでしょうか」
<読んで考えたゆりりんコメント>
確かにSDGs(持続可能な開発目標)のキーワードは、
「だれ一人取り残さない」「もっとも取り残された人には最初に手を差し出す」であり、
そのこと自体に異論はない。
でも、日本の場合もうすでに
それだけ状態が悪ければ
行政が「本人からの申請」によって、
手を差し伸べているはず。
本人が申請していないという問題もあるが。
現在、生活保護や障害年金という、
公的制度はあるのに要件が厳しく利用しづらい。
厳しい要件に当てはまらない人は自己責任?
国民年金保険料も、収入要件で全額免除になるけど、
後から納付しないと将来の年金額に反映されない。
でも、そもそも疾患や障害で十分に働けない上に、
専門職でもないとパートタイマーで
そこそこの収入でされ得ることは難しい。
仕事そのものがないからだ。
絶対的貧困であれば、
公的制度や民間が手を差し伸べてくれるが、
相対的貧困だと自己責任?
身体障害者のJR乗車拒否発言が議論になっているが、
「まあ、行けばなんとかなる。」
という経験則からの行動は、
誰にでもあること。
事前連絡しなかったことは自己責任?
合理的配慮をしようとしない駅員の姿勢が問題と私も思う。
私も先日また、
「あなただけ特別扱いできません。」
と言われたが、
別にダメな理由が特にあるわけでもない。
その当たり前を見直すという発想すらない。
このコロナ危機で、
学校は、一斉授業からオンライン授業へ変わり、
現在の「まん延防止等重点措置」において、
大阪では部活動が自粛になった。
オンライン授業であれば、
不登校の生徒でも学ぶ機会を奪われることはないし、
部活動への強制加入がなくなれば、
もっと自分に興味関心のある分野に時間を使える。
会社では、
テレワークやオンライン会議が多少は進み、
歓送迎会などの飲み会も多少は減った。
テレワークにより派遣争いではなく仕事に集中できるようになり、
オンライン会議によってチャットで発言しやすくなり、
飲み会で重要事項の決定もなくなる。
先日のサイボウズKintone hiveで
「できなくてもいいんです、という言葉に後押しされた。」とあって、
とにかく、当たり前と反対のことをしていかないと
日本の発展はない。
(特定社会保険労務士 西垣裕里自己紹介)
私は、
労務管理は、
家屋で言うと基礎部分であると考えます。
違うところは、
相手が感情のある人間であって、
コンクリートではないことです。
基礎部分ですから、
労務管理力は、危機対応力です。
この未曾有のコロナウイルス感染症の
世界的なパンデミックで、
職場での感染やクラスター発生も多いです。
労災請求するときや、
やむを得ず事業縮小せざるを得ない場合の
雇用調整助成金申請の際に、
日頃の労務管理が
きちんとできていると
対応がスムーズです。
ただし、
今後この労務管理は、
「労働時間管理」ではなくなると
考えています。
(もちろん、それ以外にも
入退社管理や社会保険雇用保険資格取得喪失管理
年次有給休暇管理など多々あります。)
仕事とプライベートが統合されていくことで、
「労務で職場と家庭のジェンダー平等を実現」
が可能になると考えるからです。
仕事内容・責任度合い、労働時間長短による
賃金格差や雇用形態差別などはない職場。
働きがいの満足度は、
事業理念の実現のためです。
「職場のジェンダー平等の実現こそ働きがいの証」
です。
女性も男性も仕事も家事もすればいいと思います。
性差ではなく個人差です。

コロナをチャンスに、
働く意欲のある潜在ワーカーの活躍のために、
同一労働同一賃金の実現のために
人事評価制度と
賃金規程を
見直しませんか?

ゆりりん社会保険労務士事務所
SDGs 目標5
「職場のジェンダー平等を実現」
特定社会保険労務士 西垣裕里


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