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仏ほっとけ
「仏ほっとけ神かまうな」などと言いますが、私は「仏ほっとけ」は随分前に寅さんの映画の中で初めて知りました。
本来は違う意味なのかも知れませんが、私にとっては文字通りで「仏ほっとけ」と思ってます。
前回の神なんて居ないってのと同じです。
神って言うと人間じゃ無いものな感じですが、仏と言うのは人間が亡くなった後になるものな感じでしょうか?
不勉強なので詳しくは知らないですが。
で、仏というのが居るか居ないかって話になると、私のような凡人には、実際に誰も見たこと無いから居ないんでないの?と思うわけです。
まあ、そんな居るか居ないかなんてのはどうでもよくて、仏に関する様々なイベントが嫌いなんですよね。これは神の時に書いた神事と同じですが、こっちの仏の方はより身近なせいか、嫌な度合いが増すわけです。
仏のイベントと言えば、だいたいがお寺が絡んで来るわけで、葬式に始まって、何回忌とかの法事がずっと続き、1年に何度かの墓参りなんかもそうでしょう。
うちは、神社の氏子同様に、お寺の檀家にもなってます。これも親から勝手に「当たり前」のように、なんの契約もした覚えもないのに相続してしまったものです。
神社の氏子は近所付き合いですが、お寺の檀家は親戚付き合いって事になるんですかね?
で、私は親戚というものが大嫌いなので、法事はすっかりやらなくなりました。
お寺の檀家ではあるものの、何やら色々あるイベントも全く無視してます。
ご先祖様は大切に思う気持ちはありますが、お寺のイベントは別物で、あんなものは単なるお寺の商売にしか思えないわけですね。
あと、実は墓参りと言うのも、両親が亡くなってから、ほぼ行った事がありません。
あの有名な歌でも「私のお墓の前で泣かないでください、そこに私はいません、眠ってなんかいません」と歌ってますよね?
あの歌が流行った時に、なんだ、みんなも分かってるんじゃないかって思ったものですが、それでも皆さんお墓参りに行くので、何がなんだか分かりません。
親不孝ついでに言えば、実は両親の命日も曖昧です。亡くなってから何年経ったのかもよく分かりません。
そう言う事ではないと思ってるし、別にバチなど当たりません。先日の信長の石仏の話ですね。
とは言え、ずっとあちこち病気がちなのは、すでにバチが当たってるのかも知れませんが、逆に言えば、そこまで大病にもなってないし、毎日のようにお経を唱えてるような人があっさり亡くなったりします。
何がバチなのか私にはよく分かりません。
そんなわけで、神と同様に、仏も私にとっては、全くどうでもいいものです。
子供の頃に神も仏も強制され過ぎたせいかなーとも思うけど、まあ60歳にもなって誰かのせいにするのもなんですから、これはやっぱり私自身の問題なのでしょう。
もしかしたら、いわゆる「サイコパス」みたいなもんなのかな?とも思ったりしましたが、そうなのかも知れないし、単なる言い訳なのかも知れません。
どっちにしても、神とか仏とか、私の生活には何のメリットも無いので、今のところは、なるべく付き合わないようにしたいと思ってます。
こんな事を言うと、だいたいの「常識的」な「普通」の人たちには、眉をひそめられてしまいますが、仕方ありません。
この世に神も仏も無いですよね。あ、元々仏はあの世の存在か(笑)
無神論者ならぬ、無信論者な私なのです。