学生時代に"人(他者)と生きる"をもっと味わうプロジェクトを始動します@沖縄
ここ2.3日、会社を設立した時の想いを振り返って湧いてきたことがあります。
それは、
やっぱりひと(他者)と生きることって魅力的だということ。めんどくさいことも多いけど、救われたり喜びがあったり、人生を豊かにするエネルギーがある。
人と関わりながら、同じこと、違うことを面白がって、この世界を一緒に味わいながら生きる仲間を増やしたい。出会いと関係性づくりの仕掛け人として、今やるべきことがはっきりと見えてきました。
手の引っ張り方を間違えていた
始動する「大学時代に"人(他者)と生きる"をもっと味わうプロジェクト」は、学生個々人が様々な場所で他者と関わり、生き方を考えるのではなく「今を味わいながら生きる」ためのプロジェクトです。
今までも学生と社会人(企業人)が出会い、お互いの話をしながら人生や働くことについて考えたりする場は作り続けてきました。
1年ほど休憩して、また今年から場を作り始めたのですが、全く学生が来ない。
新卒採用の担当をされている人事の方々も、口を揃えて「学生がいない」「動きが鈍い」、キャリア支援課ですら学生との接点を持つことに苦戦しているという現状を知りました。
まずは手を引っ張ることからだ!と考え、彼らのホームである大学のゼミでの出前授業を行いながら、学外での機会をつくって招待しましたが、全く反応なし。
反応がない、というよりも、関心はあるけど参加するまでには至らない。他に優先したいことがある。という状況でした。
機会をつくっても、学生は来ない。
学生を場に集めることばかりに思考を取られていた時に、行動を促すヒントが見えてきました。
個別に面白いことをすればいい
場に集まらない課題感を持ちつつも、学生と話す機会を持つ中で個別の動きが出てきました。
・赤ちゃん大好きな沖女生に抱っこをお願いして、子連れ学食ランチ
・観光を学ぶ琉大生とゼミ選択前の決定打を見つけるために、国際通りをフィールドワーク
・将来は経営してみたい琉大1年女子ふたりと語る会
それぞれ全く関心の持ち方が違うため、キャリアとか就活とかで一括りにしていたら、集まらない。
一方で、こちらから関心ごとを聞いて、興味あることの小さな行動を提案すると、すぐに動き出したのです。
なんだ、集めようと思うからダメなんじゃん。としっくり来ました。高校時代に集まるのがダメだった3年を考えれば、そのハードルの高さに納得がいきます。
人と人が集まる場をつくり、関係性が深まる仕掛けをする!との考えが変わり、他者とできるだけ関わらない文化を塗り替えることが、私のミッションなんだと捉え直しました。
青春って、すごく密だから
毎年の優勝校を言えるほど関心が高いわけではないのですが、昨年甲子園の優勝インタビューで監督さんが言っていた言葉は覚えています。
そして、今大学生活を送っている学生たちと、10年前に大学生だった私の生きている世界は全く違うのだということが、やっと実感を通して分かってきました。
大学には授業を受けにくるだけ。飲み会に行ったことのない4年生がいることも、珍しくありません。
コロナで行動を制限されたことによる経験の無さが、一歩を重くしているだけなのかもしれない。
友達と関わる距離感が分からない、どこまで踏み込んで話を聞いていいのか、自分の話をしていいのか…。琉大の2年生ふたりが話してくれました。
同じ空間で距離も時間も気にせずに、友達と、好きな人と、ダラダラ話していた放課後の学生生活が当たり前ではなかった約3年。
当たり前だったのは、マスク、黙食、オンライン、NO密。
しっかり距離をとり、個人で静かに過ごすことが当たり前。学食の席は、今も一方向を向いたままのエリアが大半。
コミュニケーションを取ることが嫌、他者への関心が薄い、自己開示をしたくない、というより、ただ「苦手」な人が多いと感じています。
人(他者)と生きることを味わってきた社会人が、学生の手を引っ張っる本気のプロジェクト
あなたの青春を教えてください!
どんな人と、どんな時間を過ごしていましたか?
出会いや関わりが、自分の人生を豊かにしたなという経験はありますか。
スマホを触っていれば暇を潰せるこの時代、わざわざ腰を上げて外に出ることの味わい深さは、密な青春を過ごした私たちだからこそ伝えられる、後押しできることだと思っています。
そして発起人の私は人の協力は大得意、ですが人を巻き込み頼るのが苦手です。
このプロジェクトは、私自身にとっても大きな課題を克服する挑戦になります。
想いに共感してくれたふたりの学生と共に、文化をつくるようなプロジェクトへ育てていきます。
ぜひ、他者と関わる魅力を知っている、あなたの力を貸してください!
プロジェクトの方針
学生が行動することをどんどん促す、その先に出会いがある、好きなことが見つかる、社会で生きることが面白くなる。そんな仕組みを作っていきたいと思っています。
◉人生を豊かにする行動を促す!
学生を応援する無料体験チケットを増やし、学生への認知度を上げていきます。
たとえば、沖縄市のコザにある映画館シアタードーナツ。
そこで行われている取り組みの「U22+α応援チケット」は、学生であれば誰でも無料で映画を鑑賞することのできるチケットがあります。
この仕組みのおかげで学生は気軽に映画鑑賞ができます。
そしてここでの体験の魅力は、①店主の宮島さんが県民に観てほしい映画を一つひとつ選んでいること、②作品を作った監督さんや出演者の方々とのトークショーなどリアルな接点までを設計しているということです。
ただ自分が好きな映画を観るという体験ではなく、誰かの想いや考えに触れる体験ができる。
人(他者)と関わることの魅力を知ってもらい、行動を促すこのプロジェクトとして、最も大切にしている価値観です。
情報と、支援者(企業)と、協力者を求めています!
まだまだ言語化も不十分、絵を描き始めた段階のため、具体的な形にしていくための協力者を求めています。