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【ゆりボウズ.179】
2022年1月25日(火)
練習メニュー担当 有里
○朝練/池田湖 午前練/堂床
昨晩各ポジションの役割をそれぞれの言葉で出し合い、チームで共有した。まず、4分の1の仕事をどれだけきっちり出来るか。艇を動かす意識を濃くすること。全体で再確認出来たことによって今日の練習は一味違った感覚。中身の詰まった練習ですごく楽しかった。世界大会までに出来るスラロームの練習は最高約30回。集中。
一部目は池田湖でベーシック練。
水と艇を丁寧に扱うことをする。スカーリング、ラダー、ストローク全てのアクションにおいてブレードに水を当ててる・掴んでいる時間がまだまだ少ない。もっと水感を高めれたら艇が動かせるのになーとブレードの角度やシャフトの角度を意識しながら探る探る。
二部目は堂床流水練習。
ストリームイン、流れに対して素早く6時を作る練習。流れの中で艇を扱えるのはラインを落とさない事や、ラインが落ちてもリカバリー出来る。踏み切ってから下流側の掴みでバウを落とす作業、序盤は流れに落とされながらヌルリと回る。外から見ていた阿部さんにアドバイスをいただきながら動作の修正。回転しにくいのはなぜかを詰める。下流側支点を2つから1つに、スタンを振る、を意識。その後、行き過ぎていたけど回転速度も増し素早く6時を作りやすくなった。ゲート練習は低いアップゲート。(両岸)ゲートを速く処理するためにカービングをイメージしている人と前軸スライドをイメージしている人、何回かゲートをくぐってから、ん?イメージにフワつきがある、と気になり、練習の組み立て方を今一度整理。この練習のゴールはアップゲートを速く処理する事。どのターンも出来る様になった方がいい、その中でこのチームが得意とするターンを見つけ精度を高めていく。テーマに振り回されないように、まずはカービングターン、そして前軸スライドをしていこうと話を落とし再スタート。やってる事がやりたい事に結びついているのか考えながら練習を組み立てたい。
カービング、直線から生んだ推進力をターン終わり(出口)までしっかり繋ぎ持っていくことが出来てるか、というところ。ゲート通過直後回転慣性が死ぬポイントが目立つ。回転慣性を残しつつゲートを巻き巻き。左アップ、直進スピードからターンの回転慣性を作り出す自分きっかけのラダーの動作が全体的におそいな、と動画見て思った。カービングターンなのに前軸に近い艇の動きになってスタンの振りが大きいため止めも強くなってしまっていた。もう少し手前から回転慣性を作り出しといて全員で漕いで進ませながらアプローチ出来る、そういったカービングの良いところを活かしながらターン軌道を描きたい。インポール抜ける時、避ける、外の押しでポールに寄る、自分が避けているところは出口へのラインを作っておきたいので出口で避け過ぎない、パドルをいれておけるスペースは確保しておきたい。右アップはアウトポール側に寄る(はみ出る)オーバーランしちゃいそうな感覚は毎度強い。ゲート進入時に右バウが当たりそう!という場面で左バウが漕ぎを弱めてしまうと膨らみが生まれることが多い。そこはもう外側スタンに止めを任せてしっかり漕がねば。そういった自分のパドリングと艇の動きの兼ね合いも体感できたので各ポジションでやらないといけないパドリングが自分の中でもクリアになったのは良き収穫。直進からターン始め、ターン中、ターンの終わりにおいて艇が進もうとしている方向がどこに働いているのか、理解することに力を入れたい。
練習の中でどうだったか、どうしたいか、みたいな事の発信がみんな多かったのでタイミング、イメージの擦り合わせがしやすかった。よかった。
物事は自分がどうしたいか、で全てが決まる訳ではないと思う。相手がどうして欲しいかで自分のどうしたいかにも変化があると思うのでやっぱり発信って大事だなーと思った。ボスニアまで119日。