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【ゆりボウズ.239】

2023年10月15日(日)

◯カヌーフェスタ
先日、私が働いているカヌー・スラロームセンターで「カヌーフェスタ」というカヌー普及目的のイベントが行われた。私はこのイベントの広報・予約管理・当日の総合受付・ラフト運動会を担当した。拓さんをボスとし、ラフティングシーズン繁忙期真っ只中の8月末からカヌーフェスタの準備に取り掛かりやってきた。やっぱり準備って大事だなあ、とイベントが終わり一息ついた時そう思った。今回自分の持ち場は特に、あらゆる状況を想定して準備をした。思いつくこと、気づいたことをやったけど至らない点もあったのは反省。今回はきちんと役割分担が明確になっていてやりやすく、自分がしなければならないことに集中できた。きっと私だけじゃなくてみんなも感じていたんじゃないかな。全体を取りまとめれる人がいて、出来ていない部分のフォローがあって、毎日バタバタしながらも楽しかった。私はみんなでやっている感を得ることが出来ればすごく楽しいなって思えるし、やっている意味を感じる。なにかひとつのことをやり遂げたい時には自分が率先して動くことはもちろん、人を動かすということも大事。私はこれが苦手だからあの人に助けてもらおう…この人はこれが得意だから任しちゃって、この人にはこういうやり方でやってもらって、この人には甘えて助けてもらっちゃおーっと!♩みたいな、そんな関係性が築けていると複数人でなにかをやるときは気持ちよく動ける。いかに周りを巻き込めるかってこと。あとは、ありがとう〜!を忘れないこと。

今回、「ラフト運動会」が体験プログラムに組み込まれた。ボートに乗り指定されたブイを回るスピードレース「ラフトクロス」とボート同士をロープで繋げ引っ張り合う力勝負の「ラフト綱引き」、今回はこの2種目で開催した。天候には恵まれなかったものの参加してくれた子供たちはワイワイやっててピースフルな気持ちになった。予約を開始してからものすごいスピードで定員満になり9艇の予定だったが、雨天の影響プラス気温も低かったのでキャンセル続出の最終4艇になってしまった。参加してくれた人は楽しんでくれていて運営をしている側も見ていて楽しかった。印象的だったのがレースに負けて悔し涙を流している男の子がいたり、自分たちがレースに勝ってもまだ頑張っている人たちの応援をみんながしていたこと。それは心が動いた瞬間だった。初めて乗る大きなボートは動かそうと思えば思うほどうまく出来ないし、はじめましての人と一緒に乗るなんて大変だよね、と思いながらみていていた。不思議なことにボートに乗ったら自然と言葉がでる。ラフティングっていいなあ、と思うことはそれ。ツアーでも同じで、知らない人と乗っても本当に自然と会話がある。ラフティングの可能性はまだまだ満ち溢れているな〜とまで感じることができた。

今回はかつてのチームメイト、阿部さんと一緒になって計画、準備、実施をした。実際に私が主となってラフト運動会をしたことがなかったので、阿部さんの経験やノウハウには随分と助けられて素敵な体験プログラムを作り上げることができた。「阿部さんと一緒にやる」ってことが単純に嬉しかったので、またこういった機会があればぜひやりたいなと思った。阿部さんありがとう!当日は彰さんもお手伝いしていただいて本当に嬉しかった。大好きな彰さんに久しぶりに会えたからいろいろ話したかったけど、お互いバタバタして話せなかった。またゆっくりお話したい。彰さんもありがとう!


なにかひとつ終わればまたはじまる。これはぜってーやり切るぜ。(本気になったら口悪い…)みたいなものがあるのは幸せなことだし、それは成長できる時間だと思う。人に助けを求めながら、踠きながら進み続けてどんどんアップデートして生きていこうと思う。カヌーフェスタというイベントを通じてたくさんの学びや喜びがあっていろいろ考えてしまった。私は「漕ぐ」ことを通じて人生と向き合い、自分の弱さを含め自分自身と向き合い、試行錯誤を繰り返してきた。これからもそこは変わらないけど、感じたことやつかんだ感覚をしっかり自己表現できるようにやっていきたいなと思っている。(許容範囲が広いせいか、自分を後回しにしてなにかに取り組むことがある)
もっと成長せないかんな、と最近感じている。結局のところ、自分の中にある問題はわかってはいるけど、その問題に対してちゃんと向き合って実行するだけの自分のメンタリティをどう作っていくか、みたいなところが重要なんだよなって気がする。最近はここまで考えがたどり着いたので、本能のままに動かず、加速する方法をどんどん考えて自分の欲しいものに向かって止まらず進んで行こうと思う。

特になにかがあったわけじゃないけど、考えごとがあって頭がスカッとしないので明日はガンガン漕ぎに行こうと思う。来週はカヌースラロームセンターのガイドたちと吉野トリップ。この夏みんなには本当に助けてもらったし、やっぱりラフティングガイドはバカやって遊ばないと!ということでみんな真面目にだいぶ前から飛行機を予約して遊びにいくことにした。かつての職場、ハッピーラフトさん!久しぶりに帰るから楽しみ。東京のガイドと吉野のガイドを繋げるパイプライン役もできたのも密かに嬉しい。久しぶりの吉野川、たのしみ。

ああ、やっぱりラフティングっていいなあ。
もう人生、吉野川だわ。

さ、明日もしっかり。


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