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で、結局なんでFUJIが好きなの?

悩みに悩んで、浮気の末に心を決めてFUJIのカメラを迎え入れたのが数か月前のこと(購入時の話は、こちらからどうぞ)。X-T3というミラーレス機を購入した。

買い物では失敗ばかりの私だけど、FUJIを買ったことはこの1年間で最高の決断だったと豪語している。

ところが第三者からは、SONYからFUJIに「ランクダウン」したという捉えられ方をすることも多く、そのたびに「違うんだ!!」という気持ちになる。

こないだの「#複業カメラマンナイト」のイベントでも、質問を受けたときについ「軽いからFUJIに買い替えた」みたいな話しぶりをしてしまい、終わってから一人で猛烈に反省会をした。違う、そうじゃない。たしかにFUJIのX-T3は軽くてコンパクトだけれど、それだけが理由でFUJIを選んだわけじゃないのだ。

「なんでFUJIを好きになったの?」と聞かれたとき、いつも一言では言い表せずうんうん唸ってしまう。

だけど唸り続けていても誰にも伝わらないと思うので、好きな点をリスト化してみた。


FUJIFILM X-T3の好きなところ

1.アナログっぽいクラシカルなデザインが最っっ高に好き(ちなみにシルバー)

2.軽くてコンパクト(通勤バッグに入るサイズ!)

3.液晶の色合いが柔らかくて私好み

4.「ひゃこっ」ていうシャッター音がキュート

5.サイレント撮影が可能(カフェや美術館、インタビュー撮影などで便利。もちろん撮影OKの場所でのみ撮ってます!)

6.瞳AF(人物の目に自動でピントを合わせる機能)がめちゃくちゃ便利

7.フィルムシミュレーションが楽しい(フィルムの色味を再現する機能)

8.色が好き、大好き(あとからレタッチするとはいえ、やっぱりFUJIの色が好きだし、私好みの色にレタッチしやすい)

8.なんかわからんけど持ってるだけでときめく


書いてるうちに、「これはX-T3(私の使ってる機種)に限らずFUJIというメーカーそのものへの愛なんじゃないか?」という点も見つけたのでまとめてみた。

FUJIFILMというメーカーの好きなところ

1.レンズが比較的お手頃な価格で、新しいレンズに挑戦しやすい
(ソニーとペンタックスは、私のお財布には厳しかった・・・)

2.しかもそのレンズたちの評判がいちいち良い

3.無料のレンタルサービスがあり、実物を触って納得してから買える

4.サービスセンターの対応の良さに定評がある(実際、私のレンズが初期不良だったときも迅速かつ丁寧に修理してもらいました)

5.カメラのみならず、「写真」という体験の楽しさを広げてくれる商材がたくさんある(ネットプリントとか、アルバムとか)

6.サービスや広告から受けるメーカーのイメージが、ツンとしてなくて親やすい(完全な主観です、ええ)


・・・はい、こんな感じです。ね、一言じゃ収まらなかったでしょ。


だけど、こんなにリストアップしても、なんだかちょっと言い足りない感じはある。

この感覚はあれだ。好きな人を好きになった理由を説明しようとするたび「なんか違う」となるのと似ている。

「顔が好き」「性格がやさしい」「話が合う」・・・そんな言葉をいくら並べても、なんだかしっくりこない。そんな経験はきっと誰しもあるだろう。

強いて言えば、「なんだかしっくりくる」のだ。X-T3を持ってるだけで世界がきらめいて見えるし、写真を撮る量もぐっと増えた。

「写真で大切なのは機材じゃなくてその人の視点だ」という主張はよく聞くし、正しいと思っている。機材を変えたところで、写真が上手くなるわけじゃないことだってわかってる。

だけどFUJIは、あきらかに私の撮る写真を変えてくれた。いや、言い方を変えれば、私の「視点」を変えてくれたのかもしれない。

Twitterを見てくれる人が増えたのも、FUJIについての投稿がきっかけだった。


私の撮る写真の青い色を、まわりのみんなが「 #ぽんずブルー 」と呼んでくれるようになったのだって、FUJIで撮るようになってからのことだ。


FUJIを好きになったことで生活がときめいて、写真も楽しくなった。結果的に、すこしは写真も上手くなれたんじゃないか?とも自負している。

この感じは、恋をした女子高生がいきなりおしゃれに目覚めてかわいくなる現象と同じじゃないか……?なんて、思ったりもする。

やっぱりFUJIを好きな気持ちは限りなく”恋”に近いのかもしれない。あらためてそう思いながら、今日も「なんてかわいいの!」とX-T3を撫でている。


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