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旅と写真の話を聞いてきました #yansuKIMの旅の先


旅工房さんのイベントで、写真家のyansuKIMさんの話を聞いてきました。やわらかな空気感の写真が素敵で、ひそかにずっとずっとお会いしてみたかった方!


さてさて今回も、イベレポというよりはその場で書いたイベントメモですが、楽しんでいただけましたら幸いです。


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(1) 海外での撮影をするようになったきっかけ


仕事をもらったきっかけはnote(!)

「独立しました」のnoteを書いたら、2週間後に仕事のお誘いがきた。そのカジャデザインさんがきっかけで、2年間で7カ国もの撮影のお仕事をするように。ペースとしては数ヶ月に1度、1週間ほど海外にいく。

↑大きな反響を呼んだこの記事が、のちのお仕事のきっかけになったそう。

それまで海外は行ったことがなかった。仕事をするとなって初めてパスポートを取得!

「写真家だったらインスタだけでいいじゃん」と思われるかもしれないけれど、インスタだけではその人の人となりが伝わりきれない。

noteを使って、「自分がどういう人間か」を伝えていくことで、お仕事につながりやすくなります。


(2) 旅の機材


Canon 5D Mark4 とサブのMark2を使用。

 レンズは全て単焦点。
35mm、50mm、80mm、110mm。SSDは500GB。
単焦点しか使いたくない。

自分は単焦点が好きだけど、海外に行くなら、24-70mmくらいのズームがおすすめ。旅先で焦ってレンズを替えようとして、落としてしまったりする危険があるから。

三脚は60cm以下だと持ち込める。三脚はひっくり返したら水平がゆがんで使えなくなるので、なるべく機内に持ち込んだ方がいい。

荷物の総重量は20キロくらい。

フィルムの場合は、感度が400までだったら問題ない。1600以上になると感光してしまう危険性が高い。できるかぎり高感度のフィルムは持って行かないほうがいい!


(3) 旅行撮影の基本


写真を撮るのも大事だけど、そこだけに終始せずに、体験を楽しんだほうがいい。テキストでも体験を残したりとか。次回のためにログを残したりする。


(4) ポートレートのコツ


海外へいくと、撮られるのが好きな人も、いっぱい出会う。出会って2秒でポーズとってくる人なんかも。だけど宗教によって、写真がそもそもNGな場合もある。そこは気をつけて!


人の写真を撮るときには流れがある。

①カメラを向ける瞬間
②カメラのほうに被写体が向いた瞬間
③撮り終わる瞬間


②だけを撮ろうとすると、ピースの写真だけで終わってしまう。①や③の瞬間のほうが、写真としてはおもしろくなる。ぱっと撮影して終わり、ではなく、いったん撮ったあとも一緒にいることで自然な表情を狙えたりします。

光の質の特性上、女性のポトレならインド、男性のポトレならアメリカがおすすめ。インドは大気汚染(?)の影響で光がふんわりと回るので、肌が美しく映る。アメリカは光の質が硬い。

日本とアメリカは色彩感覚が違うけど、その違いは光の影響もあるのかもしれない。


(5) 食べ物の撮り方のコツ

日本のレストランのメニューは、とにかく写真が多い!世界的に見てもめずらしいのかも。日本に住んでると、自然と「おいしそうな写真」に数多く触れることになる。目が肥えてるのはすばらしいこと!

料理を撮るとき、光源は<半逆光>で撮りましょう。

ちなみに、もんじゃさえも美味しく撮れるのか、というチャレンジをしたこともあります。


立体感を出すため、なるべく逆光めで。暗すぎたら、レフを使ったり。ナプキンやMacなど、身近なものもレフになるよ!

いっぱい光源があるときは、自分の影が入らないように、影が伸びている方向を意識する。

撮影のときは、実家で母親が料理をつくっている瞬間のようなイメージでとっています。食べてる瞬間はあまり撮らないかも。


(6) 風景の撮り方のコツ

一般的なセオリーとしては、「風景は奥まできっちりピントを当てろ」と言われる。だけどあくまでセオリーはセオリー。風景写真であっても、奥のほうをぼかしたりします。そうすることで、ちょっと変わった雰囲気の写真になる。

ドローンのときは、事前登録が必須です!申請していないと、なにか違反があったときに莫大なお金がかかったりします。


ドローンを飛ばすときは、まずDJI(ドローンの最大手)の公式サイトへ。飛ばせる場所の情報が載っている。ざっくりここでチェックしたあと、さらに細かく国の法律や地域の条例を確認する流れ。日本とロシアは規制が厳しめ。インドネシアはけっこう飛ばせた。

ドローンをめぐる規制は刻々と変わってるので、自分で撮るときに毎回確認してね!


(7) カメラレンタルの話


Rentioがおすすめ。

今までは、カメラは機材を持ってるもん勝ちという実態があった。お金のある人だけが良い機材をつかえた。だけどレンタルなら、購入では手が届かない高い機材でも借りられる。コンビニで返せるのはとても便利だよ!


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片渕 ゆり(ぽんず)
サポートいただけたら、旅に出たときのごはん代にさせていただきます。旅のあいだの栄養状態が、ちょっと良くなります。