【旅行】2017年4月 インド旅行記 3日目 前編【海外】
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【旅行】2017年4月 インド旅行記 2日目 後編【海外】
ラジャスタン州の州都ジャイプル。
そこはインド有数の古都で300万人以上もの人口を有しており、今から300年前に当時この地を治めていたジャイ・シング2世によって建設されたのが始まりです
3日目の朝は、このジャイプル市街を観光したのですが、街の様々な日常光景も見られました。
餌に群がる大量の鳩達。
まさに一日の始まりらしい光景でした。
何より、鳩の数が凄い。
こちらはドリンク屋さん。
バイクに積んであるのは牛乳のようですね。
ちなみに牛を神聖視しているヒンドゥー教では牛肉を食べる事が禁じられていますが、逆に牛乳を飲む事は認められております。
それどころか、インドの牛乳消費量は世界一で、この背景には多くのヒンドゥー教徒が肉を食べる事を禁じている(ただし乳製品は可)菜食主義というのも理由の一つとなっています。
こちらは揚げパン屋さん。
バスに乗っていたこちらからしても、美味しそうでたまらなかったです。
バスはピンク・シティと呼ばれる地区に入り、そこにある市内で最も有名な観光名所「シティ・パレス」で停まって下車。
シティ・パレスは旧藩王の宮殿で、現在でも藩王の子孫らが暮らしていますが、多くの建物が博物館施設として一般公開されています。
シティ・パレスはこの日、後に内部を観光する事になっていたのですが、まずは外側の道路に面した「風の宮殿(ハワー・マハル)」を観光しました。
風の宮殿は1799年に建てられた物で、953もの小窓があります。
この宮殿は、宮廷の女性達が小窓から日々祭りや街の様子を見て楽しむ為に建てられた物です。
その理由として、当時のインドは女性を社会から隔離する風潮や制度があり、人々の目に触れることが許されていませんでした。
ちなみに建物自体は、ヒンドゥー教の女神の王冠を模しています。繊細なレリーフがとても美しいです。
風の宮殿の前は、今では多くの車や人々が行き交う景色が広がっていますが、それでも今日もジャイプルの街を見守り続けています。
建てられてから200年以上が建っていますが、街のシンボルとして今日も多くの市民達から親しまれているのは言うまでもありません。
シティ・パレスのある、ここピンク・シティは、その名の通りピンク色の鮮やかな城壁や建物が建ち並んでおります。
その理由は何と、まだイギリスの植民地だった1876年当時に、ヴィクトリア女王の息子ことアルバート皇太子がこの街を訪問するにあたって、藩王ラーム・シングが彼を歓迎する為に、各建物をピンクに染める事を命じたのがきっかけです。
この地区の建物は、一つ一つが可愛らしくもエスニックでお洒落でしたね。
その後、バスに乗って山の上にあるアンベール城へと向かって移動しました。
様々な陶器を売る女性。
大小それぞれの陶器が、まるで大家族のようで可愛らしいです。
バスの横を通り過ぎる果物屋さん。
荷台に乗せている果物の量が凄まじいです。
しばらくすると、ジャイガル要塞が見えて来ました。
この要塞の裏側に、目的地であるアンベール城があります。
ここまで来れば、あともう一息。
城塞間近に差し掛かった所で、坂道を登る牛を一頭見かけました。
同じくアンベール城へ向かっているのでしょうか?それとも。。。