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【旅行】2017年4月 インド旅行記 4日目 前編【海外】

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【旅行】2017年4月 インド北中部旅行記 3日目 後編【海外】

宮殿で迎えた朝

4日目の朝、朝食を食べ終えた後はホテルの中を散策しました。
このラクシュミーヴィラスパレスは元宮殿だったという事もあって、泊まるだけではなく、散策するだけでも素敵な気分になれる場所でもありました。

その後、ベッドの枕の下にチップを挟み入れて、バスに乗って出発。目指すは東隣にあるウッタル・プラデシュ州の古都、アグラ市です。

おはよう、バラトプル

バスの窓からふと目に入った、バラトプルの朝の光景の一場面。

人も、そして牛も、柔らかい朝日に照らされながら、新しい一日をスタート。

白馬の王子様

バスは一時間も経たない内に、アグラに到着。

ここ、アーグラはウッタル・プラデシュ州最大の都市という事もあって、とても賑やか。
タージ・マハルをはじめとした世界的に最も有名な観光名所があるという事で、国外から来た観光客の姿も見られます。

たくさんのお猿さん

タージ・マハルに着いた途端、まずはたくさんのお猿さん達がお出迎え。

餌を与えている人がいるのか、人には慣れております。

他にも、お土産をしつこく売りつけに来る少年達も出迎えて来ましたが。。。(今回の旅行で他にも巡った観光名所もそうでしたがね)

いよいよタージ・マハルへ

タージ・マハルは17世紀に、ムガル帝国の第5皇帝シャー・ジャハーンが亡き妻の為に建てた彼女の霊廟で、敷地もとにかく大規模。

実際には、シャー・ジャハーン帝本人も祀られており、彼自身の霊廟でもあります。

その建設には何と、20年前後もの長い歳月がかかりました。

待ち構える大楼門

とにかく進み、まずは大楼門へ。

国内外から来た観光客の数は凄まじい物でしたね。

ですが、ここはイスラム教の宗教施設も兼ねていますので(詳しくは後述)、ムスリムの姿も見られました。

密状態の門の中から

門に入ると、ついに霊廟の姿が目に入りました。

青い空と大理石でできた白亜の霊廟の組み合わせは、実に素敵でしたね。

けれども、大楼門の中はとにかく密状態でした。。。

威風堂々たる白亜の霊廟

教科書や観光本などでおなじみの光景。

ですが、この時は残念ながら前右の尖塔が改修工事中でしたので、ほぼ完全な姿ではありませんでした。。。

けれどもこの景色を見た時、「まさかこの光景を直接目にする事ができたなんて」と、思わず感動してしまいました!!

一卵性双生児の集会所と礼拝所

霊廟の左右には、まるで一卵性双生児のように、外観が全く同じ作りの、イスラム教の集会所と礼拝所があります。

こちらもまた、霊廟と同じように美しい作りでした。

迫る

前へ、とにかく前へ。

どの角度から見ても、この巨大な霊廟の姿は見飽きない物でしたね。

何より、この日は雲一つもない快晴空で本当に良かったです!!

登ってみたかった…

4本の尖塔もまた、霊廟と同じくらい立派でした。

「この塔の上からはどんな景色が見られるのだろうか…」などと、ふと考えてしまいましたね。

霊廟の視点から

霊廟から広い前庭を眺める。

この景色も決して悪くはない物でした。

霊廟内に入る

霊廟の中にはシャー・ジャハーン帝とその妻の墓石があるのですが、残念ながら内部は撮影禁止の為に、内部の写真はありません。

ちなみにこのタージ・マハル、霊廟の建築素材でもある大理石は先日観光したジャイプル産、モスクなどの赤砂岩はアグラの西にある都市ファテープル・シクリ産、翡翠や水晶は中国産、トルコ石はチベット産、サファイアや瑠璃はスリランカ&アフガニスタン産、ペリドットはエジプト産、珊瑚と真珠やカーネリアンはアラビア産、ダイヤモンドはインド中部産、アメジストやメノウはイラン産、碧玉はインドのパンジャブ地方産で、何と1000頭以上もの象で運ばれて来ました。

しかし、この巨大かつ豪華な霊廟の建設に、国の予算が底を突いてしまう程の莫大なコストを費やしてしまったせいで、シャー・ジャハーン帝自身は周囲から怒りを買ってしまい、晩年は自身の息子によって近くにあるアグラ城に幽閉されてしまいました。


この後、バスに乗ってそのアグラ城へと向かいました。


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