2002年チベットへの旅①
チベットは憧れの土地だった訳でもなく、正直なにも考えていなかった。
初めてのバックパッカー旅でとりあえずインドまで辿り着けばいいと思っていたから、こんな流れになるとは自分でも想像していなかった。
インドで「ヒイヒイ」言って、ネパールで連れて行かれるままアンナプルナBCまでいったりすると感覚なんて麻痺するもので、多少なりとは自分で道が切り開けるようになります。じゃあチベット行ってみよ。というノリです。
写真メインで、ざっくり道中をご紹介します。
インドやネパールに行く旅人に比べて、チベットに行く旅人の数は極端に少ない。その主な理由は許可書の問題。チベット自治区に外国人が入るには入域許可書が必要で、個人で取得ができない。
中国政府が個人で勝手にいろんな場所に行かれるのを嫌がり、自由が制限されている。
そんな状況なので外国人がチベットを旅するには、ツアーへの申し込みが必要となり、それはバックパッカーに取っては結構な額になる。まあそんな理由で行った人の数が少ないチベット。
しかも漢民族化(中国人をチベットに済ませて文化を薄めようという政策)がそこまで進んでなく、青蔵鉄道も開通前なので、中国人旅行者もほとんどいない頃のお話です。
ネパールからラサへ向かいます
チベットに行くのは中国本土から指定ルートで入るか、ネパールから入ることになります。多分ネパールルートもカトマンズの北から入る国境しか通れないと思います。
中国側の荷物チェックを終えた後。
ツアーは3泊4日 US450。1枠空きでもあったのか、2002年でもこの値段は破格で、相場はUS600でした。
工程はネパール→チベット自治区(ギャッツェ~シガッツェ~ラサ)で解散となります。ラサで解散になりますが、許可書を持っていないので、自治区内の移動はできません。別のツアーに参加して移動するか、自治区の外に出るバスのチケットは買うことができます。
チベット自治区に入り6時間ほどの村。もうチベットの雰囲気です。
子供たちもチベタンになります。
日本人は少ないですが、ツアー客はそれなりに居ます。
ずーっとこんな荒野が続きます。
同じツアーだったドイツ人。
途中ポツポツと小さな村があります。
近くに難民キャンプのような場所があったので、この子はそこの子供だと思います。
ヒマラヤ山脈が見える絶景を走ります。
途中の峠。標高は5500m。ネパールである程度高度順応はしていましたが、結構息苦しいです。
景色とか遺跡とかあんまり感動しないんですけど、ここでは感動してちょっと泣いちゃいました。
①終了。
■カメラ:Nikon FM10 ■レンズ:ZOOM NIKKOR 35-70mm 1:3.5-4.8
■フィルム:Fuji スペリア400
カメラとレンズは当時一番安いセットで、外装がプラスチックのおもちゃのようなレンズです。意外と解像度が良いのでびっくりしています。
写真と旅をメインにしたNoteなので一応。
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