yurinako 先生

元小学校教員、2児の母です。 子育て・保育・教育をもっとつなげたい。そして、子どもたち…

yurinako 先生

元小学校教員、2児の母です。 子育て・保育・教育をもっとつなげたい。そして、子どもたちがのびのび大きくなれる環境を作りたい。 自身の経験や学びをもとに、学校の先生、司書さん、教育関係の方向けの情報を発信します。

最近の記事

映画「夢見る小学校」を見てきました

ちょっと前から気になっていた映画「夢見る小学校」を見てきました。 映画「夢見る小学校」とは?「楽しくなければ、学校じゃない」がモットーの「きのくに子どもの村学園」。そこでは、宿題はなし、テストもなし、「先生」もいませんでした。 子どもたちでプロジェクトを運営し自らの頭で考える、体験学習を30年前から実践していて、何より子どもたちの顔がいきいきしています。 yurinakoの感想(若干ネタバレあるかもです。これから見るのが楽しみな方は控えてくださいね) 自由だから考える

    • 今の小学生に、震災をどう伝えるか

      もうすぐ3月11日です。 3月になると、どの学年を担当していても、3.11を授業でどう取り上げようか考えていました。 今日は、小学校で震災をどう扱うか、私の思いを書いていきます。 (当時のことを思い出される記述があるかもしれません。気分を害される可能性がある方は、お控えください。) 今の小学生って?2022年3月、 今の小学6年生は、2009年4月2日から2010年4月1日生まれ。 震災当時は、ほとんどの子が1歳でした。 今の小学5年生は、2010年4月2日から2011

      • 【私が出会った子のはなし②】

        私が小学校教員をしていたときに出会ったお子さんのことを紹介します。 パッと見、やんちゃ坊主Bくん 高学年を担任したときに出会った男の子です。 Bくんはクラスの中でもやんちゃ坊主感たっぷりで、休み時間はボールをもって一番に校庭に出ていくし、教室での言葉遣いはちょっと荒くて声が大きいタイプ。遊びやテレビ、ゲームのことに詳しくて、いつも周りに男の子が群がるような子でした。 私の第一印象、「やりにくそう」 担任して数日で「先生うるせえなあ」「もう先生の身長抜かすぜー!」なんて声

        • 「10年以内に特別支援の経験を…」について考える

          このニュースを見て、皆さんはどう感じましたか? 特に教員経験者の方、教員志望の方。 私は正直、「う~ん…、そうじゃないと思うんだけどなあ」 とモヤってしまいました。 この案が出された理由は、 ・特別支援教育のニーズの高まりに対応する ・障害への理解を深めてもらう とあります。 もちろん、教員としてやっていくには、多様なお子さんへの対応を学ぶ意味でも、特別支援についての理解を深めることは大切です。 (私も特別支援コーディネーターを担当して、とても大きな学びがありました)

        映画「夢見る小学校」を見てきました

          【私が出会った子のはなし①】

          私が小学校教員をしていたときに出会ったお子さんのことを紹介します。 ギャップのあるお子さん Aちゃん 私が1年生を担任したクラスにいたお子さんです。(Aちゃん) 第一印象は、物静かな感じ。ぼーっとしていて空想の世界に入っている時間が多い感じでした。 話すことが好きではないのか、遊びの輪には入っているものの聞き役になることが多いお子さんでした。 Aちゃんがひときわ輝き出したのは、体育の時間と休み時間です。 身長が高く、足が長いなあという印象はあったのですが、とにかく足が速い

          【私が出会った子のはなし①】

          「学校」って何をするところ?

          「学校」って、何をするところなんだろう? 自分が教員をしていたとき、毎年子どもや保護者に聞いていた質問です。 小学生に聞くと、 ・勉強するところ ・友達と過ごすところ ・大人になるためのところ ・行かなきゃいけないところ なんて答えが返ってきました。 園ママパパ・小学生ママパパに聞くと、 ・学力をつけるところ ・勉強するところ ・友達を作るところ ・友達とのかかわりを学ぶところ ・社会性を学ぶところ ・コミュニケーション能力をつけるところ という答えが多かったです。

          「学校」って何をするところ?

          子育て・保育・教育をもっとつなげたい

          子どもからの一言に衝撃 小学校の教員になってまだ2年目のころ(10年くらい前)、学期末で学習用具をたくさん持ち蹴る時期のこと。その日はお道具箱を持ち帰るために、大きめの紙袋を持ってくるように指示していました。1年生の子にとって、お道具箱は大荷物です。 帰りの支度をさせていると、廊下からけんかをしている声が聞こえました。かけつけてみると、どうやら遊ぶ約束のことでけんかになってしまったとのこと。 「今日、遊ぶ約束してたじゃん!予定ないのになんで遊べないの?」 「だってママがだ

          子育て・保育・教育をもっとつなげたい

          はじめまして。

          はじめまして。yurinakoです。元小学校教員、2児の母です。 小学校の先生として子どもたちと関わるうちに、学校ではなく、もっと広い視点から子どもたちの成長を支えたいと思うようになりました。 その1つとして、noteを始めました。 noteでは、 ・10年以上の教員生活で実践してきたこと ・保育園・幼稚園と小学校をつなげる工夫 ・先生たちの働き方について考えていること ・先生の視点と親の視点 などを発信していきたいと思っています。 子どもにかかわる、「子育

          はじめまして。