今、審査員の登録をしているのは、
「QMS」(品質マネジメントシステム)の、
「Lead Auditor」(主任審査員)というグレードです。
■ 「品質マネジメントシステム」の審査員?
そもそもこの、
「品質マネジメントシステム」
っていうのは何なのか?
一言で言ってしまうと、
「会社で造る製品の品質を維持するための社内の仕組み」
となるでしょうか。
最近では「環境…」の方が聞かれるのかもしれませんが、
どうやったら、会社とか組織が決めた目標通りに、
その中の人たちが行動できるか、というのを考える話です。
これが「ISO」という国際規格になっていて、
商売をするにはこの規格通りですよ、というお墨付き、
「認証」というものが必要になる場合があります。
このお墨付きを与えて良いかどうか、
判断する材料を集めてきて報告するのが、
「審査員」という仕事です。
■ 審査員のグレード?
資格には、試験を受けて取ればおしまいというものから、
資格を取ってから実績を積むことで、グレードが上がるものと…。
審査員の資格は、グレードが変わります('-')。
最初は、「審査員補」という、いかにもなグレードです。
英語でも"Provisional Auditor"とあって、はやく次に上げたくなります(^_^;)。
(ちなみにこの春から、"Associate Auditor"と呼称が変わりましたが。)
この資格では、まだ単独で審査のお仕事に行けませんので、
人(主任審査員)に着いて行って、経験を積んで、
ようやく「補」の取れた「審査員」になります。
さらに、何人かで行う審査をリーダーとして纏めることを何度かやって、
やっと次なる「主任審査員」というグレードに上がります。
普通に組織内の内部監査だけやっていては、無理ですけども…(´-`)。
■ 審査員の資格を取る理由?
通常は、自分の居る組織の外に審査をしに行くために取りますが、
企業の中に居て資格を取る、ということも数は少ないですが、あります。
その一つが、「きちんとした知識を得ておく」、というところにあります。
先の「お墨付き」を貰うために、外部から「審査」を受けるケースで、
審査員の言っていること(レベル)に追従できないでいると、
審査員に言われた通りのことしかできなくなってしまいます(´-`)。
審査員として得るべき知識、審査の技術などを学び、経験すると、
外部の審査員がされていることの意味がわかります。
どの程度、どのように対応すべきか、わかるようになるわけです(^o^)。
■ 審査員登録の機関と検索方法
実は、審査員としての研修を受け、試験にパスしても、
審査員の登録機関に登録をしないと、
審査員として認められません。
登録機関は、日本国内にもありますが、
グローバルに通用する登録機関もあります。
(実は登録先で、受けるべき試験も違うのですが(^_^;)。)
私は、IRCA(International Register of Certificated Auditors) (↓リンク)
という機関に登録しています。
日本向けのサイトもあります(↓リンク)。
「IRCA審査員の検索」というメニューがあって、
登録されている審査員は、ここで全員検索できるようになっています。
過去に一度でも登録した資格は、表示されるようですね(^_^;)。
#Auditor #審査員 #QMS #品質マネジメントシステム #IRCA