「より良い」を伝えたい気持ち♪
「気持ち」シリーズ3日目は、審査員の仕事に関して。
これは、下手をすると自分視点になってしまいますが、
できるだけ、相手の立場で「より良い」を目指して…('-')。
■ 審査で見る「適合性」と「有効性」
審査の仕事には、見るべき視点が2つあると言います。
「適合性」。決められた通りやっているかどうか。
「有効性」。目的をどの程度達しているのか…。
「有効性」の方は少し難しいんですが、
実はルールというのは、何かを達成したくて決めています。
その大元の目的は、果たして達せられたのかどうか(´-`)。
「目標を達成すれば良いなら、目標を下げれば良いのか?」
といった誤解をされるケースがありますが、
あくまで、組織として「どうありたいか」という「目的」です。
「目的」と「目標」は多少意味が違ってきますが、
「目的」というのが多少遠くにあって、
そこに到達するために途中に置くのが「目標」でしょうか(^_^)。
■ 組織が目指すものとルールに従った結果のギャップ
組織というものは、一人で仕事をしているのではなくて、
何人もの人で、一つ、或いは複数のゴールを目指しています。
これがバラバラにならないように「マネジメント」があります。
マネジメントをやり易くするために、組織にはルールがあり、
故に、「ルールに従って仕事をすること」は、
そのゴールに到達するために「せねばならないこと」になります('-')。
しかし、世の中は動いており、環境は変わって行くので、
以前に決めたルールが、今度もそのままで良いとは限らないのです。
「ルール通りにやっても、目的を達さない」ことが出て来ます。
従って、今度は「目的を達する」ということに対して、
働いた結果がどの程度「良い」と言えるのか?という、
一つ上の視点で見て行く、ということが必要になります(^_^)。
■ 審査の結果、伝えたいこと
現場で伝えるべきは、ルール通りなら「OK」ということ。
「ルール通りやっていて、目的が達せられていない」としても、
現場では、「ルール通りなら『OK』」です(´∀`*)。
この「ルール通りだけど、目的が達せられない」を伝えるのは、
マネジャー、その現場を見ている上の人、です。
マネジャーのマネジメントを変えないと、現場の結果は変わりません。
もしかしたらルールが古いのかも知れませんし、
そのルールややり方では、目的に合わないのかも知れません。
それを変えられるのはマネジャー、ということです(╹◡╹)。
部下を管理している人からすれば、
「ルール通りに動いてくれる」が「良い状態」かもしれませんが、
マネジャーは「組織にとって良い状態か」を見なければなりません。
■ 第三者だから伝えられること
どうしても自分自身で状況を評価すると、
自分の「ものさし」で測り、見誤ってしまうことがあります。
そこを「客観的なものさしで」見れるのが第三者でしょう。
ただ、「第三者」でもその人の「個人的なものさし」だと、
また全然違う見誤りが出てしまう恐れもあるので、
客観性とか、公平性というのが必要だと思います。
審査員は、客観性、公平性というのを、持っていなければなりません。
「審査員たるもの」…というような規格もあって、
そこに審査員の資格(求められること)が定められています('-')。
そのような視点で、組織全体の目的と照らした評価を行い、
「『組織として』より良い状態とは何か」、を伝えたいですね。
それができる審査員を目指したい、と常に思っています(´▽`)/。
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